ナダ「さよならは誰に言う?」
タマ「は?なんですか?いきなり、しかも涙ぐんで」
ナダ「さよならは悲しみに〜」
タマ「あ、また古い歌か」
ナダ「雨の〜降る日を待って〜さらばアベちゃんと言おう〜」
タマ「それをいうなら『さらば涙と言おう』でしょ」
ナダ「頬をぬらす涙は〜誰にも見せな〜い〜」
タマ「うわ、サビに入っちゃった」
ナダ「こらえきれぬ時には〜小雨に流そう〜」
タマ「まだ歌うのかよ」
ナダ「さみしさも悲しさも〜いくたびか出会うだろう〜」
タマ「フルコーラス歌う気ですか?JASRAC的にまずいですよ」
ナダ「だけど〜そんな時でも、さらば『灘駅』と言おう〜」
タマ「それが言いたかったんかい。しかも字余り」
ナダ「やっぱ阿久悠の詩はいいねえ…それはそうとヨシカワクン!」
タマ「僕、ヨシカワじゃないんですけど」
ナダ「ついに最後の灘駅さよならプロジェクトが始動するんだよ、
泣かずにいられるかってんだい」
タマ「いよいよ灘駅舎とも本当のお別れですね、で、最後はなにするんですか?」
ナダ「灘駅で楽器をつくるんだよ」
タマ「意味分かんない」
ナダ「バカだね、灘が誇る楽器店アコースティックハーモニー+ホットリックスさんの
Made in Nada Sound 灘駅企画と造形作家、伊藤伸明さんの
灘駅ウクレレ化保存計画のダブルノックアウトプロジェクトだよ」
タマ「で、どうやって灘駅を楽器にするんですか?」
ナダ「灘駅の部品や古い構造材でギターやウクレレを作るのさ」
タマ「そんなことできるんですね」
ナダ「できるさ、2人とも灘魂あふれるアーチストだからね」
タマ「たとえ灘駅舎がなくなっても、灘駅の部材で作られた楽器から
流れ出る音色が風になって灘の街をふきわたっていくのですね…」
ナダ「灘のか〜ぜ〜に〜、灘のか〜ぜになっ〜て〜〜〜〜」
タマ「声、変わってまっせ」
2007年9月13日(木曜日)
其の45 灘の風になっての巻
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