ナダ「年末に石垣マニアの人と話して盛り上がったんで、石垣ツアーをやろうかなと」
タマ「わ〜!沖縄いいな〜」
ナダ「その石垣じゃなくて家の石垣だよ」
タマ「あ、その石垣っすか。なんだかつまんなそうなツアー」
ナダ「馬鹿野郎、坂の多い灘の街にとって石垣は大事な地形なんだよ。
大土平町あたりの石垣とかたまんないぜ」
タマ「大阪城とか姫路城みたいな石垣なら見応えあるけど…」
ナダ「城みたいにえらそうな石垣じゃなくて、見慣れた街の中にふっとある石垣にグッとくるのよ。
ま『隣のお姉さん』みたいなもんだ」
タマ「なんかエロいな」
ナダ「石垣萌えってやつだな」
タマ「そんなもんに萌えるかな普通」
ナダ「団鬼六ばりの亀甲組みにうっすら肌をピンクに染める桜御影の悶絶の表情とか。ハァハァ」
タマ「ハァハァはやめましょうよ」
ナダ「鶴甲あたりの団地の石垣もいいよ。『団地石垣 昼下がりの情事』って感じで、たまんね〜」
タマ「アンタがたまんないよ」
ナダ「古い石垣の肌のやつれとか最高だね、ハタチやそこらの石垣と訳が違う」
タマ「ハタチの石垣ってどんなだよ」
ナダ「あと石垣マニアには『登り』を専門にしているのもいる」
タマ「確実に通報される」
ナダ「大丈夫、灘区には登山研究所やモンベルがあるから、充分練習できるし」
タマ「いや、そういう問題じゃなくて」
ナダ「篠原のあたりは篠原アルプスと呼ばれるほど、いい石垣多いぜ」
タマ「灘の屋根かよ」
ナダ「万全を期して登りたいのが、篠原本町4丁目岳」
タマ「ああ、そこ行っちゃうのね」
ナダ「なかでもイシガキストを泣かせてきたのが『仁義なき石垣』と恐れられてきた、かの有名なY壁だ」
タマ「登頂に成功したら、おそらく生きて帰れないっす」
※灘区の石垣を楽しむ「石垣ツアー」は2月に開催予定です。