ナダ「おいタマ!スクープだよ、灘スクープ!」
タマ「ナダさんのスクープは、だいたい大したことないから」
ナダ「馬鹿野郎!今回はスゴいぜ。宇宙人が現れた場所だからな」
タマ「また始まった」
ナダ「ペダン星人とモロボシダンが話し合った場所が摩耶埠頭だったんだよ!」
タマ「あ、ウルトラセブンネタね」
ナダ「それまで新港埠頭と思われた場所が実は摩耶埠頭だったという」
タマ「へー」
ナダ「それだけじゃないぜ!変装したアンヌ隊員がいたのは六甲口!」
タマ「ほー」
ナダ「ポインターが狙撃されたのは鶴甲!」
タマ「はー」
ナダ「なんだよその醒めた態度は。そんなことで灘区の平和が守れるとでも思ってるのか!」
タマ「平和のスケールちっちゃいな」
ナダ「しょうがない、オレ一人で戦う」
タマ「何盛り上がってるんだ、この人」
ナダ「まってナダン!私もいっしょに戦うわ」
タマ「なんか小芝居始まったぞ、おい」
ナダ「アンヌ、僕はね人間じゃないんだよ。ナダの国から来たウルトラマヤなんだ」
タマ「聞いたことねーよ、ウルトラマヤなんて」
ナダ「僕はナダの国に帰らなければならないんだ。西の空に明けの明星が輝く頃、一つの光が宇宙へ飛んで行く。それが僕なんだよ!さようならアンヌ!」
タマ「明けの明星は東の空だと思うけど」
ナダ「待ってナダン!行かないで!」
タマ「だから誰だよ。ナダンって」
ナダ「ジュワッ!」
タマ「あのー、そっちは宇宙じゃなくて東灘区ですけど」
※許可を得て撮影しています。