ナダ「しかし、4月のリュックサックマーケットも良く晴れたよなあ」
タマ「どピーカンのリュック日和っすね！わ、摩耶焼きだって！」
ナダ「こ、こんなご当地フード開発するとは、さすが灘クミン」
タマ「しかもプリンセスソースとケンコーマヨネーズ使用だって、ちゃんと灘モノ使ってるし」
ナダ「う〜んこのセンス、オイラと同じニオイがするな」
タマ「でも、摩耶海岸で考案されたんだって。摩耶山じゃないんだ」
ナダ「馬鹿野郎、摩耶山で考案された摩耶焼きなんて口が裂けてもいっちゃいけねえ」
タマ「え、なんでっすか」
ナダ「摩耶山の天上寺が昔大火事になったろ？（注1）これは灘クミンの優しさなんだよ」
タマ「ほんとかよ」
ナダ「しかし今回はお酒も豊富だね」
タマ「山で飲む酒はうまいんだこれが」
ナダ「もう、摩耶山上で全裸で泥酔してわめいてるやつ続出」
タマ「さすがに全裸はいないって」
ナダ「そういうやつらなんていうか知ってる？」
タマ「やな予感」
ナダ「須磨ップじゃなくて灘ップつーの」
タマ「しまいにゃドレミファ噴水（注2）に突き落とされますよ」

注1　天上寺が昔大火事
昭和51年1月30日、摩耶山上の天上寺が全焼。
当時は毎日放送の人気ラジオ番組「MBSヤングタウン（笑福亭鶴光担当）」でも速報が伝えられた。
現在の天上寺は元摩耶に再建されたもの。

注2　ドレミファ噴水
かつて須磨浦山上遊園（須磨区）にあった人気施設「ドレミファ噴水パレス」。
音や声に合わせてコンピューター制御で噴水が乱舞するという画期的なアトラクションだった。
灘区にないのが悔しかったが、六甲山の「回る十国展望台」（現存せず）に噴水をつければ
勝てると思った。

ナダ「いやー、たまにはナダを出てみるのもいいもんだな」
タマ「まさか大阪からオファーがあるとは思いませんでしたよ（注：下記参照）」
ナダ「しかし中之島を歩いて思ったんだけどさ、大阪ってやたら記念碑とか銅像とか多くないか？」
タマ「確かに。見栄っ張りが多いのかな」
ナダ「灘区と比べると大阪は明らかに『街の押し』が強いのよな」
タマ「見て見てオーラ満載でしたね」
ナダ「ま、自分の街でやるのは勝手だけど、灘区でやってもらったら困る」
タマ「灘区になんかありましたっけ」
ナダ「ほれ、灘の山麓にはコンクリートのアンドー記念碑がいっぱい建ってるじゃん」
タマ「コンクリートの記念碑って…世界のタダオ・アンドー建築をそんな風にいっちゃまずいっすよ」
ナダ「だってアンドーちゃん、昔は阪急六甲あたりにいたんだぜ」
タマ「アンドーちゃんって…アンドーセンセーでしょうが！」
ナダ「景色のいいとこに自分の作品ズラリとならべちゃってさ、もう大阪人丸出し」
タマ「またそんなこと言って…大阪の人怒らしたら怖いですよ」
ナダ「怖くないよ。石野真子だって歌ってるじゃん『オオサカなんか怖くない』って」
タマ「それは『オオカミ』でしょ」
ナダ「アンドーセンセー、そのうち六甲山を打ちっぱなしコンクリで造るんじゃねえか」
タマ「やりかねないだけに恐ろしい」
ナダ「『どや、ワシが造った山や！』とか言われたらたまったもんじゃない」
タマ「やだな、それ」
ナダ「『どや、六甲ケーブルはエレベータや！』とか言い出したり」
タマ「言いそう、言いそう」
ナダ「天上寺も打ちっぱなしコンクリートに」
タマ「やりそう、やりそう」
ナダ「そして日本最古のゴルフ場、神戸ゴルフ倶楽部も打ちっぱなしに」
タマ「打ちっぱなしの意味が180度違うと思う」

（注）ナダさん、タマさん、灘を飛び出す！
大阪・中之島で話題のフリーペーパー、月刊島ミン…じゃなかった
月刊島民・Vol.9「中之島へ、いらっしゃ〜い！」にナダとタマが乱入。
中之島のフリペで灘を語るというとんでもない企画。
よかったんでしょうか？！これで？（笑）
『月刊島民』は京阪電鉄主要駅、中之島〜梅田界隈の主要書店で絶賛配布中。
↓下記のデジタルブックでもご覧になれます。

月刊島民・Vol.9デジタルブック

P8〜9の見開きに2人が登場します。ご笑覧いただけましたら幸いです。

タマ「今年の桜は長く楽しめたなぁ」
ナダ「それはいいんだけど、桜のトンネルはえらいことだったぜ」
タマ「ああこの前、河内のトラックが桜をなぎ倒しちゃいましたからね」
ナダ「おう、よう桜折りさらしたのワレ、オンドレ何さらしとんどワレ、ビールでも飲んでいかんかいワレ」
タマ「なんであんたが河内のおっさんになるのよ、しかもなんでビールすすめるかな」
ナダ「とにかくあそこはシロートは通らないで欲しいね」
タマ「桜のトンネルを通る市バス18系統の運転手さんもベテランを起用するって話だし」
ナダ「なんか最近は他府県の観光バスも通るらしいな」
タマ「危ないったらありゃしない」
ナダ「通行料取った方がいいんじゃね？」
タマ「いくらくらいがいいかな」
ナダ「そりゃ1000円だろ」
タマ「やっぱETC装着車のみかな」
ナダ「そういうケツの穴の小さいこと言わないの、全車1000円」
タマ「ケツの穴の小さいっつーより、むしろボってますね」
ナダ「摩耶山のリュックサックマーケットに出店しますと言うと500円になります」
タマ「リュックは関係ないでしょ」
ナダ「摩耶ビューライン友の会に入れば、年間3000円で通り放題！」
タマ「桜の季節以外は通る人少ないと思う」
ナダ「なんと5000円ポッキリで桜の花びら三回転！」
タマ「ピンサロかよここは」

ナダ「♪バリアフリーだけが　理由でしょうか　会えなくなるねと　右手を出して」
タマ「また替え歌かよ」
ナダ「♪エレベータつくよ　それだけですか　岩屋で友だち　呼んでますね
　　　♪記念に〜ください　改札ひとつ」
タマ「そんなもんもらってどうする」
ナダ「♪灘浜に捨てます〜」
タマ「捨てるならもらうな」
ナダ「♪春なのに〜建て替えですか〜春なのに〜涙がこぼれます」
タマ「固い歌だな」
ナダ「♪春なのに〜春なのに〜灘駅つぶします〜」
タマ「春なのにもう少し明るい歌にしましょうよ」
ナダ「桜まつりとかさ、夜桜の通り抜けとかさ、大体灘クミンは春に浮かれ過ぎなんだよ」
タマ「いいじゃないですか、春なんだから」
ナダ「見ろよ、桜の後ろに灘駅舎がないのに浮かれてる場合かよ」
タマ「ま、確かに寂しいけど」
ナダ「入学式の日、松蔭の学生はどこで記念撮影すりゃいいんだ」
タマ「松蔭にそんな鉄分の多い女子高生いるとは思えん」
ナダ「馬鹿野郎、松蔭の制服は灘駅を背景にしたとき一番きれいに見えるようデザインされてるんだよ」
タマ「そんな話聞いたことない」
ナダ「松蔭OGのナンノもきっと泣いてるぜ」
タマ「ナンノは阪急使ってたと思うけど」
ナダ「いや、きっと灘駅で鈍行に乗って、六甲道で湘南色の米原行き快速に乗り変えて、
　　　大阪から福知山線のディーゼル機関車が引っ張る旧型客車に乗って伊丹下車だよ」
タマ「やだよ、そんなアイドル」