タマ「えらいことです！水道筋の電器屋さんが2店とも閉店ですよ！」
ナダ「時代の流れとはいえ、それはかなり致命的だな」
タマ「ちょっとした電気モノが買えなくなりますもんね」
ナダ「そんなことより、街頭テレビがなくなるということが
　　　商店街にとって大きな損失だよ」
タマ「テレビなんて家で見ればいいでしょ」
ナダ「バカだねえ、高校野球とかさ、相撲とかさ、
　　『道でみんなで見る』から面白いんじゃないの」
タマ「そういうもんなんですかね？」
ナダ「知らないおじさんといっしょに悔しがったりさ、喜んだりさ。
　　　そういう商店街コミュニケーションのパーツなんだよ。電器屋のTVは」
タマ「たしかに街頭TVみながらブツブツ言ってる人いますもんね」
ナダ「ゆくゆくはマツヤデンキとかでYouTubeの映像とか流して欲しいなと
　　　思ってたんだけどな」
タマ「商店街でYouTubeのバブリックビューですか。いいかも」
ナダ「だろ？『1985年タイガースバックスクリーン3連発実況中継』とか
　　　水道筋のアーケードでみんなで見るんだぜ」
タマ「トップバッターは長峰在住だったバースか！盛り上がりますね」
ナダ「あと『会員番号のうた』とかな、盛り上がるぜ！」
タマ「水道筋でおニャン子クラブはやめてください」

ナダ「神戸八景って知ってっか？」
タマ「ああ、aiaiさんの『灘の旅人』でも紹介されたコレですね」
ナダ「伯母野山にあるコレな、小学校の時、化石を拾いにいってからずっと
　　　気になってんだよな」
タマ「引っ張っりますね」
ナダ「選定が昭和7年。当時の神戸市は八区あったから、灘区も１景選ばれたんだ
　　　ろうけど、摩耶山とかさあ、敏馬の浜とかならわかるんだよ。
　　　なんで『伯母野山住宅街』が神戸八景なわけよ」
タマ「さあ、ボクに言われても」
ナダ「だいたいあんな急坂の上に住宅街があるのおかしいだろ？」
タマ「いや、それは浜手の論理でしょう」
ナダ「あ、やだなあ〜山の手ぶっちゃって。
　　　ま、なんやらと煙は高いところに登りたがるっていうからな」
タマ「あ〜っ！新年早々、灘南北問題の琴線に触れる禁句を言っちゃいましたね。
　　　じゃあこちらも言わせてもらいますがね、よくマスクなしでナダさん家みたいな
　　　緯度の低いところに住めますね」
ナダ「バ〜カ、悪い空気は上空にあるから山手の方に流れていってんだよ〜だ」
タマ「そんなもん六甲おろしで押し戻してやるっ！」
ナダ「大体、なんであんなようかんみたいな色の阪急電車に乗るのか分かんない」
タマ「となりの駅が見えている阪神電車の方がおかしい！」
ゾフィー「キミたちいいかげんにしなさい…さい…さい…さい…」
ナダ＆タマ「あ、ゾフィーだ！」
ゾフィー「同じ灘クミン同士で争ってどうする…する…する…する…
　　　　　みんな銀河系の仲間じゃないか…いか…いか…」
タマ「銀河系かよ、話でかいな」
ナダ「いや、確かにゾフィーの言う通りかもしれない。
　　　山手あっての浜手、浜手あっての山手じゃないか、なあタマ！」
タマ「でもなんでゾフィーが灘に？」
ゾフィー「ジュワッ！」
タマ「も、もう、帰るのかよ」
ナダ「さすがだよな。ゾフィーって土山町に住んでるらしいぜ」
タマ「それはマグマ大使の『ガム』だっつーの！（注）」

注）土山町在住のガム
参考：naddist000610-57『なだっちゅーの！ 40』

タマ「今年の掬星台からの初日の出もきれいでしたね」
ナダ「雲があってちょっとじらされたけど、上出来でしょう」
タマ「冷え込んだ分空気も透明だったし、ダイヤモンドダストもキラキラ
　　　してましたし、いい年になりそう！」
ナダ「で、ご来迎に何かお願いした？」
タマ「ボクですか？とりあえず、今年こそはオーベックファンで
　　　ドンペリのグラスタワーができますようにって」
ナダ「お前ねえ、そういう小さな欲は捨てなきゃならないって、
　　　今日の法話で天上寺の副住職もおっしゃっていただろうが」
タマ「いや、ボク的にはかなり大きい願いなんですけど」
ナダ「だいたいオーベックファンってホストじゃないっつーの。BBに怒られちゃうぜ」
タマ「じゃあナダさんは何を願ったんですか？」
ナダ「オレはだな、もっと深い愛を持つ事。つまり『慈悲』だな」
タマ「それ、さっきの法話のパクリじゃないですか！
　　　具体的にはなんなんですか？」
ナダ「つまりだな、灘区で生きていると苦しいこともあるだろさ」
タマ「あるでしょうね」
ナダ「悲しい事もあるだろさ」
タマ「ま、あるでしょうね」
ナダ「だけどクミンはくじけない、泣くのは嫌だ笑っちゃお！」
タマ「元旦早々パクリまくってますね」
ナダ「なんせ北京パクリンピックの年だからね」
タマ「正月からそういうこと言わないの」
ナダ「ま、それはそうとクミンの皆様、今年も灘が素敵な街でありますよう」
タマ「そして、ナダタマもよろしくご贔屓に」