タマ「最近水道筋もオモロイ店が増えてきましたねェ」
ナダ「そうだよな、来週は畑原市場で「カセット・ナイト」もあるし。
こんな店もあるぜ、ほれ」
タマ「わ『おもろい店』…」
ナダ「な、オモロイ店だろ」
タマ「でもこの店、入口がないんですけど」
ナダ「だからオモロイ店なのよ」
タマ「つーか、店じゃないですよね?」
ナダ「いいの、そんな細かいことは」
タマ「いや、細かくないでしょ」
ナダ「そんなこと言ったら『唄子啓助のおもろい夫婦』どうなるんだよ」
タマ「なんですかそれ?」
ナダ「京唄子と鳳啓助が離婚しても『おもろい夫婦』なんだよ。
それといっしょ」
タマ「全然いっしょじゃない」
2007年4月20日(金曜日)
其の27 東畑原市場の巻
2007年4月12日(木曜日)
其の26 旧青谷遊園地の巻
タマ「灘バカ一題の灘桜の特集もそろそろ終わりか」
ナダ「ところでお花見した?」
タマ「都賀川で軽く」
ナダ「野暮だねえ」
タマ「じゃどこで花見するのが粋なんスか?」
ナダ「そりゃ青谷だろ」
タマ「青谷?」
ナダ「そう、大正時代はこの坂道あたりから昔の青谷の乗馬倶楽部のあたりまで
千数百本の桜が植えられた『青谷遊園地』だったんだぜ」
タマ「こんなところに遊園地!?王子動物園の桜が700本くらいだから
千数百本の桜ってのはスゲーな」
ナダ「そ。この桜の南にはマル池っていう池もあって
貸ボートでそりゃもう大にぎわい」
タマ「須磨浦公園みたいですね」
ナダ「当時は西の須磨寺、東の青谷っていわれるくらいの桜の名所だったのよ。
特に夜桜の風情は王子動物園の比じゃなかったってさ」
タマ「もうすっかりその面影はありませんね」
ナダ「バカだねえ、かすかに残った桜が昔を語り続けてくれてるんだよ。
それに耳を傾けて、遠き灘の歴史に思いを馳せるのが粋ってもんだ。
あ、ここにもサクラ、そこにもサクラ、
ハ〜、青谷桜は、青谷桜は、イヨッ!日本一〜ア〜ソレソレ!
テンテレテッテドンガラガッタ、トンチンシャン!」
タマ「頭の中はまだ満開みたいですね」
2007年4月5日(木曜日)
其の25 山麓線の巻
ナダ「おお!桜の花道を行く、幻の復活バス26系統」
タマ「小さいながら伝統の市バスカラーリング『菊水』ってのがいいですね」
ナダ「そうそう、つまんねえイラストとかやめてほしいね」
タマ「しかもデザインなかなかキュートっすよ」
ナダ「確かにビミョーにアゲハの幼虫っぽいな」
タマ「ナダタマでこのバスの愛称募集しましょうかね」
ナダ「いいねえ、やっぱり沿線の名所を反映させたいな
護国神社の桜に群がる毛虫をイメージしたケムタンとか」
タマ「あんまりいいイメージじゃないですね」
ナダ「じゃあ、土橋の『牛七匹の墓』(注1)からとってギュータンとか」
タマ「焼き肉だし」
ナダ「焼き肉がだめならサムゲタンにしよっか?」
タマ「それ、いいですね」
ナダ「い、いいのかよ?!」
注1)牛七匹の墓
六甲ケーブル下駅近くにある、西郷酒蔵〜水車新田間の荷役に従事し
六甲川上流で命を落とした7頭の牛の殉職碑。
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