ナダ「おいタマ!タカバシが落ちてるぞ!」
タマ「落ちたんじゃなくてJRの軌道跡が埋められたんですよ」
ナダ「これじゃ灘のタカバシじゃなくてヒクバシじゃねえか」
タマ「ま、確かに低くはなったけど」
ナダ「100年前の夢の架け橋がこれかよ」
タマ「欧州航路連絡列車がこの橋の下を通ったとは誰も思わないでしょうね」
ナダ「そうよ。この橋の下を通ってヨーロッパに行ったんだぜ」
タマ「そう考えるとすごい橋ですよね」
ナダ「全ての道はタカバシに通ず」
タマ「それは言い過ぎ」
ナダ「それがなんだよ。これじゃ歩道橋の端切れじゃねえか…(泣)」
タマ「泣かないでくださいよ。下手すりゃ撤去されてたかもしれなかったんすから」
ナダ「でも線路とかベンチとか添えれられちゃってさ、すっかり遺跡風情だぜ」
タマ「確かに橋は何かを越えてナンボですからね」
ナダ「越えるものがなくなったタカバシの心中を察すると不憫でならない」
タマ「すげえな、橋の心の中までわかるのか」
ナダ「タカバシの老後を考えて、思い切ってこの下に川流すとかどうだ?」
タマ「思い切りすぎです」
ナダ「新聞の見出しは『老橋タカバシ、第二の人生は三途の川を越えて』」
タマ「死んじゃってますけど」
2013年2月23日(土曜日)
其の214 灘のヒクバシの巻
2013年1月9日(水曜日)
其の210 ニコク50周年の巻
タマ「今年の1月6日で国道43号が開通50周年だったみたいですよ」
ナダ「まだそんなもんか、俺とあんまり変わらないな」
タマ「意外と若いっすよね」
ナダ「昭和38年生まれということは川崎麻世と同い年だ」
タマ「いやだから、他にいるでしょう」
ナダ「マヨ、芸歴の割にまだ50歳かって感じだよね」
タマ「マヨは置いといてヨンサンの話しましょうよ」
ナダ「お前、今なんて言った?」
タマ「え?だからヨンサン」
ナダ「なんだよその韓流スターみたいな呼び方は」
タア「それはヨン様」
ナダ「とにかく、43号はニコクだろニコク!」
タマ「え、ニコクは国道2号じゃないんすか?」
ナダ「馬鹿野郎!何年灘区に住んでんだよ!国道2号はハンコク!」
タマ「あ、阪神国道ですね」
ナダ「そ、だから後にできた国道43号は第二阪神国道」
タマ「それでニコクか」
ナダ「ヨンサンなんて言ったらユルサン!」
タマ「そのオチが許せん」
2012年12月28日(金曜日)
其の208 コーナンの屋上で虹を見たの巻
ナダ「シアワセだなァ」
タマ「なんですか、いきなり」
ナダ「ぼかァ、コーナン大石川店の屋上から六甲を見ているときが一番幸せなんだ」
タマ「またニッチな幸せ」
ナダ「でも、虹が端から端まで見える場所なんてそうないぜ」
タマ「確かにさえぎるもんがないすね」
ナダ「摩耶の大杉だって見えるんだぜ」
タマ「すげえ」
ナダ「ここでビアガーデンやったら気持ちいいだろうな」
タマ「ま、コーナンはやめてくれっていうでしょうけどね」
ナダ「馬鹿野郎!ここは元々沢の鶴の河原蔵だぞ!」
タマ「それで沢の鶴の看板があるのか」
ナダ「震災前までレンガ煙突もあったんだぜ」
タマ「酒に縁がある場所なんすね」
ナダ「山から街を見るビアガーデンはステラ451」
タマ「こちらは街から山を見るビアガーデンか」
ナダ「山がステラだから、こっちはテラス022ってのはどうだろ」
タマ「なるほど屋上テラスでテラスね。022はひょっとして標高?」
ナダ「そ。そんでアテはシラス」
タマ「そこ韻踏まなきゃいけないかな」
ナダ「焼き鳥はカラス」
タマ「カラス焼くなっ!」
ナダ「ビアガーデンと言えばプロレスショーでしょ」
タマ「いまどきそんなのあるのかよ」
ナダ「とくれば、ミルマスカラス!」
タマ「そこまで韻踏むか」
ナダ「ミルマスカラスと言えば空中殺法!」
タマ「ありましたね」
ナダ「キャット空中三回転ぞなもし〜」
タマ「それはニャンコ先生だっつーの!」
ナダ「と、オチがついたところで」
タマ「ついてない」
ナダ「来年もナダタマをよろしくお願いします!」
タマ「クミンの皆様、よいお年を!」
2012年12月12日(水曜日)
其の206 灘エレキ祭りの巻
タマ「今年は街角ルミナリエツアー復活するんですね」
ナダ「…まあな」
タマ「テンション低いっすね」
ナダ「年々減ってるんだよな。イルミネーション」
タマ「ま、去年は東日本大震災がありましたしね」
ナダ「こんな時だからパーッと明るくやって欲しいよな」
タマ「節電の影響もあるのかな」
ナダ「馬鹿野郎!灘区には神鋼神戸発電所があるじゃねえか」
タマ「メイドイン灘の電気だ!」
ナダ「おう、1号機と2号機足したら発電量140万キロワット」
タマ「それってどれくらいなんすか?」
ナダ「神戸市の夏場のピークの70%らしい」
タマ「すげー。灘区だけなら余裕でまかなえる」
ナダ「そ、灘区だけなら原発いらないぜ」
タマ「余った電気は他の区に高く売るとか」
ナダ「お、それいい!タマにはいいこと言うな」
タマ「もっとメイドイン灘の電気をアピールするべきですよ」
ナダ「灘エレキ祭りとかどうだ」
タマ「ド派手なイルミネーションが欲しいっすね」
ナダ「神戸製鋼の150m煙突を電飾でビカビカにするとか」
タマ「ポートタワー越えた」
ナダ「都賀川も電飾で『リアル天の川』にしよう」
タマ「うわー、楽しそう!」
ナダ「あとステージはベンチャーズだな」
タマ「エレキ祭りっぽい!」
ナダ「焼きそばとかたこ焼きの屋台も全部灘の電力」
タマ「画期的なイベントかも」
ナダ「ついでに動きの悪い爺さん婆さんも電動にしちゃえ」
タマ「やめなさい」
2012年12月22日(土)「街角ルミナリエツアー2012」開催します。
詳しくはこちら
2012年5月13日(日曜日)
其の194 サンセットナダハマビーチの巻
ナダ「ふたりを〜夕闇が〜つ〜つむ〜この浜辺に〜♪」
タマ「ここって灘浜ですよね?」
ナダ「そう、灘区唯一のビーチ。砂浜延長5m」
タマ「小っさ!」
ナダ「昔、白砂青松の砂浜だった頃の記憶を伝える大事な浜なのよ」
タマ「貴重な砂浜っすね」
ナダ「そ、スマハマに行かなくてもナダハマがある!」
タマ「ま、全然ちっちゃいですけど」
ナダ「このビーチを是非活用したいのよ」
タマ「もったいないですもんね」
ナダ「夏はビーチバレーとかやりたい」
タマ「どう見ても卓球くらいしかできないでしょ」
ナダ「あと、剣道部とかにランニングしてもらうとか」
タマ「森田健作かよ」
ナダ「王子動物園のセマルハコガメに産卵してもらうとか」
タマ「ハコガメはウミガメじゃねーよ」
ナダ「ここにボンボンベッド並べてさ。ビキニギャルにねっころがって欲しい」
タマ「そんなギャルいないと思う」
ナダ「あとナダハマビーチクイーンコンテストとかどうだ?」
タマ「なんか安易だな。あ、灘浜ラブレターフェスタとかどうっすか?」
ナダ「なんだよそりゃ」
タマ「砂の上にラブレター書いてもらうんです」
ナダ「なんだよロマンチックじゃねーか」
タマ「よさげでしょ」
ナダ「じゃ、早速俺も書こうっと!
幸せだなあ、僕はタマといる時が一番幸せなんだ。
僕は死ぬまでタマを離さないぞ。いいだろう?」
タマ「勘弁してください」
2012年3月9日(金曜日)
其の188 「アンヌ隊員 灘へ」の巻
タマ「いやー、昨日の灘ウルトラセブンツアー良かったっすね〜」
ナダ「はあ」
タマ「なんすか、その抜け殻感は」
ナダ「トークショーが…」
タマ「ああ、完全にフリーズしてましたよね」
ナダ「うるせえ!隣でアンヌ隊員に見つめられてフリーズしないやつがおかしい」
タマ「あんなに舞いあがってるナダさん初めて見た」
ナダ「初デートで固まる高校生状態」
タマ「どんだけアンヌ隊員好きなんだか」
ナダ「もうあれだな、気分はエレキングのしっぽに巻かれたミクラスだな」
タマ「たとえがマニアックすぎる」
ナダ「バスツアーで摩耶埠頭行っただろ」
タマ「アンヌ隊員と歩く摩耶埠頭、盛り上がりましたよね」
ナダ「昔、あそこでフラれたんだよな」
タマ「そんなカミングアウトいらない」
ナダ「ま、摩耶埠頭にウルトラセブン像建てること決まったし」
タマ「決まってないって」
ナダ「とにかく、ひし美ゆり子さん、満田監督ご来灘ありがとうございました!」
タマ「来年は是非ポインターでお越しください!」
2012年2月17日(金曜日)
其の186 アンヌ隊員、灘への巻
タマ「なんだかタマさん落ち着きないっすよ」
ナダ「当たり前だよ!40年ぶりにアンヌが灘区に来るんだぜ」
タマ「あー、オーバー45クミンが異様に盛り上がってるウルトラセブンロケ地ツアーね」
ナダ「あーじゃねえーよ。あの名作『ウルトラ警備隊西へ』の名シーンはほとんど灘区内で撮影
されてるんだぜ。そのロケ地にアンヌ隊員が来るってことはだな…」
タマ「灘区的には一大事ってことですね」
ナダ「だろ?タカバシをアンヌが渡るんだぜ!ヤバいな」
タマ「変なところに萌えるな」
ナダ「将来的には灘区内のロケ地にウルトラセブン像を立てるとかな」
タマ「なんだか鉄人28号ぽいな」
ナダ「摩耶埠頭にたたずむウルトラセブン像」
タマ「セブン、たそがれてどうする」
ナダ「摩耶大橋を支えるウルトラセブン像」
タマ「赤い橋と赤いセブン、色的にも合うかも」
ナダ「新六甲大橋を支えるウルトラセブン像」
タマ「支えるの好きだな」
ナダ「六甲トンネルを掘るウルトラセブン像」
タマ「働き者だな」
ナダ「そして、鶴甲団地で団地妻を誘惑するウルトラセブン像」
タマ「好き者かよ!」
2012年3月8日(木)ひし美ゆり子さん、満田かずほ監督と灘区内のロケ地を探訪する
「神戸ロケ地巡礼ツアー」の参加者募集中です。
詳しくはこちら↓
いまもえ.jp「ひし美ゆり子さん、満田かずほ監督と行く「神戸ロケ地巡礼ツアー」の参加者募集」
2011年11月30日(水曜日)
其の179 摩耶埠頭にモロボシ・ナダン現るの巻
ナダ「おいタマ!スクープだよ、灘スクープ!」
タマ「ナダさんのスクープは、だいたい大したことないから」
ナダ「馬鹿野郎!今回はスゴいぜ。宇宙人が現れた場所だからな」
タマ「また始まった」
ナダ「ペダン星人とモロボシダンが話し合った場所が摩耶埠頭だったんだよ!」
タマ「あ、ウルトラセブンネタね」
ナダ「それまで新港埠頭と思われた場所が実は摩耶埠頭だったという」
タマ「へー」
ナダ「それだけじゃないぜ!変装したアンヌ隊員がいたのは六甲口!」
タマ「ほー」
ナダ「ポインターが狙撃されたのは鶴甲!」
タマ「はー」
ナダ「なんだよその醒めた態度は。そんなことで灘区の平和が守れるとでも思ってるのか!」
タマ「平和のスケールちっちゃいな」
ナダ「しょうがない、オレ一人で戦う」
タマ「何盛り上がってるんだ、この人」
ナダ「まってナダン!私もいっしょに戦うわ」
タマ「なんか小芝居始まったぞ、おい」
ナダ「アンヌ、僕はね人間じゃないんだよ。ナダの国から来たウルトラマヤなんだ」
タマ「聞いたことねーよ、ウルトラマヤなんて」
ナダ「僕はナダの国に帰らなければならないんだ。西の空に明けの明星が輝く頃、一つの光が宇宙へ飛んで行く。それが僕なんだよ!さようならアンヌ!」
タマ「明けの明星は東の空だと思うけど」
ナダ「待ってナダン!行かないで!」
タマ「だから誰だよ。ナダンって」
ナダ「ジュワッ!」
タマ「あのー、そっちは宇宙じゃなくて東灘区ですけど」
※許可を得て撮影しています。
2011年11月21日(月曜日)
其の178 東神戸マラソン完走の巻
ナダ「痛たたたたた」
タマ「ひょっとして、東神戸マラソンの筋肉痛とか」
ナダ「まあな」
タマ「当然、ナダさん途中リタイヤだったんでしょ」
ナダ「馬鹿野郎、記念すべき第一回東神戸マラソンだぜ!完走したっつーの」
タマ「マジっすか!」
ナダ「でも、正直元気良かったの灘区内だけだったけどな」
タマ「やっぱり」
ナダ「住吉川で調子狂っちゃってさ。川の音のリズムが都賀川と違うんだもん」
タマ「そんな繊細な走りしたとは思えない」
ナダ「あと鬼門は六甲アイランドな」
タマ「2周するんですよね」
ナダ「外国人の子がジョギングロード走っててさ」
タマ「カナディアンアカデミーの子どもだ」
ナダ「そう、カナディアンは元々灘区にあったのにと思うと悔しくて、足つっちゃった」
タマ「そんなことで足つるのかよ」
ナダ「で、ベンチで座ってストレッチしてたら、ドイツ人らしき子どもが近づいて来たの」
タマ「ドイツ学院の子どもかな」
ナダ「ドイツ学院は元々灘区にあったのにと思うと悔しくて悔しくて」
タマ「ナダさん…東神戸マラソンは向いてないと思います」
2011年6月17日(金曜日)
其の168 西灘のネオンサインの巻
タマ「カンサイネオンのネオンサインが朝顔になってる!」
ナダ「お、夏バーションか。いいねぇ」
タマ「正月はお餅でしたよね。毎回楽しみ!」
ナダ「ネオンサインっていいよね」
タマ「ジリジリいって、生き物みたいだし」
ナダ「でも最近減ったよな」
タマ「ネオン街って言葉も聞かなくなったような」
ナダ「オレ、LEDキライなんだ」
タマ「最近巾きかせてますよ。LED」
ナダ「なんか冷たいんだよ、ヤツら」
タマ「シュッとしてますかね」
ナダ「ネオンサインにはLEDにはない哀愁があるよな」
タマ「工業製品なのに提灯灯りに近いかも」
ナダ「きっと地蔵盆とかにも合うよな」
タマ「それは合わないでしょ」
ナダ「祠にネオンサインでZIZO BONとか。ほらパリっぽい」
タマ「BONがフランス語っぽいだけ」
ナダ「そうだ、ポートタワーのLEDサインに対抗して、灘区は神戸製鋼の煙突に
昔のコカコーラっぽいネオンサインつけよう」
タマ「ああ、そういうのあったな三宮に」
ナダ「『スカっとさわやかケンコーマヨネーズ』とか」
タマ「やだよそんなマヨネーズ」
ナダ「『スカっとさわやかプリンセスソース』とか」
タマ「味薄そうだし」
ナダ「じゃ『スカっとさわやか高島忠夫』」
タマ「高島忠夫は東灘クミンだって」
ナダ「しかもさわやかじゃなかった」
タマ「甲南漬に怒られるよ」
2010年10月19日(火曜日)
其の153 JRまや駅?!の巻
ナダ「JRまや駅のニュース、びっくりしたよな」
タマ「まさかまさかの灘〜六甲道間の新駅だもんな」
ナダ「でもほんとはここが灘駅だったんだぜ」
タマ「今の場所に灘駅ができたから東灘駅になったんでしたっけ」
ナダ「そ、灘区の東灘」
タマ「でも、まや駅っていうのもなんだかセンス無いな」
ナダ「しかもひらがなで書くと、なんだか場末のスナックみたいだよな」
タマ「確かに」
ナダ「ツケで電車乗れたりしてな」
タマ「それ普通は定期って言います!でもなんであんなとこに駅作るんだろ」
ナダ「どうせ東灘信号場跡にでっかいマンション建てて売りたいんだろうよ」
タマ「またマンション駅か、どうせならもっとオモロいもん作って欲しいよな」
ナダ「王子動物園アネックスとか」
タマ「なにそれ」
ナダ「線路脇に王子動物園のライオンとか虎とか放し飼いして、日本初の電車サファリパークとか」
タマ「どうやって入場料とるんだよ」
ナダ「新快速を抜かすチータとか見てみたい」
タマ「危ねーよ」
ナダ「あと、灘昭和村とかな」
タマ「明治村の灘版みないなもん?」
ナダ「そ、かつて灘区にあったいろんな施設を復活させたテーマパーク」
タマ「それいいかも」
ナダ「旧灘駅舎も復活させて、駅名はJR旧灘駅とかな」
タマ「ある意味画期的だな、その駅名」
ナダ「敷地内に再現された南天荘で立ち読みして、カウボーイでお茶して、西灘劇場でゴジラ見て」
タマ「灘マニアにはたまらん」
ナダ「回る十国展望台とかもグルングルン回してさ」
タマ「ま、景色悪いですけどね」
ナダ「夜はクラブミレーで一献、ビール小びんが10500円」
タマ「値段まで復活かよ、しかも消費税とってるし」
ナダ「ママ、23:45の西明石行きキープしといて」
タマ「できねえよ」
2010年9月6日(月曜日)
其の150 女神様を怒らせると恐いのだの巻
タマ「しかし、全然雨降らないっすね」
ナダ「誰か岩屋の敏馬神社の神様怒らせたんじゃねーのか」
タマ「敏馬神社って雨の神様なんですか」
ナダ「元々は水の神まつってたらしいよ、しかも女神」
タマ「確かに境内に井戸ありますね」
ナダ「閥伽井(あかい)の水な。かれちゃったけど霊泉だったんだぜ」
タマ「でも、なんで怒ったのかな女神さん」
ナダ「お前、彼女と敏馬神社の前通らなかったか」
タマ「この前、車で前を走ったけど」
ナダ「それだ」
タマ「マ、マジっすか!」
ナダ「女の子といると焼きもち焼くらしい。結構嫉妬深いらしいぜ」
タマ「やだな、嫉妬深い神様」
ナダ「前を新郎新婦が通るだけでムっとして別れさせちゃうとか」
タマ「恐ぇー」
ナダ「恋愛成就できますようにってお願いしたら『別に』って言われるらしい」
タマ「エリカ様かよ」
ナダ「神様ってよんだら『女神様とお呼び』とか言われそう」
タマ「SMクラブじゃないんだから」
ナダ「実はツンデレだったりな」
タマ「どんなだよ、ツンデレな神様って」
ナダ「とにかく、雨が降るまでは灘署に頼んで2号線の敏馬神社前でカップルを取り締まってもらおう」
タマ「無理、そんな検問」
ナダ「あるいはHAT迂回」
タマ「大変だな、雨降らすのも」
ナダ「国土交通省より警告:この先、女神様逆ギレのため迂回願います」
タマ「国交省、そんな看板出すか!」
2010年6月25日(金曜日)
其の144 サンパチとニィナナの巻
タマ「週末は船寺の夜店ですね」
ナダ「昔は3と8のつく日だったから『サンパチの船寺』って呼んでたな」
タマ「水道筋の夜店は『ニィナナ』でしたっけ」
ナダ「そ、2と7のつく日な」
タマ「夜店だらけだったんすね」
ナダ「今日は船寺、明日は水道筋って感じで忙しかったよ」
タマ「そういや、7月は水道筋の夜店が復活するんですよね」
ナダ「灘中央筋もやるらしい」
タマ「やっぱ、夏は夜店!ラムネに金魚すくい!ワクワクするなァ」
ナダ「いや、俺はビールと白魚すくいがいいな」
タマ「なんすか、白魚すくいって」
ナダ「生きてる白魚すくってポン酢に入れて食べるのよ」
タマ「居酒屋メニューじゃねえかよ!綿あめとかそいうののでしょ、夜店は」
ナダ「綿あめなんか今さら食えるかよ。どうせならツバメの巣とかにして欲しい」
タマ「ツバメの巣に割り箸さして食うな!」
ナダ「お面屋とかもいいな」
タマ「いいっすね、アンパンマンとか」
ナダ「馬鹿野郎、ナダ的にオリジナリティ出せよ。例えばおでこに『灘』って描いたキン肉マンとか」
タマ「パチもんはやめましょうよ」
ナダ「神戸製鋼の鉄でできた鉄人28号のお面とか」
タマ「首の骨折れる」
ナダ「じゃ、夜中に涙を流す海星のマリア像のお面とか」
タマ「泣いてるお面ってどうかと思う」
ナダ「パンダの耳つけた摩耶夫人(ぶにん)のお面とか」
タマ「せんと君なみにやばいって」
ナダ「じゃ、インド象の諏訪子の耳つけとけば問題ないかな」
タマ「耳の種類の問題じゃないっつーの」
ナダ「あと、放尿中梅雨寒でブルっと来た表情の六甲高山植物園の小便小僧のお面とか、
神戸ゴルフ倶楽部で池ポチャして天を仰いだら、額に鳩のウンコが落ちてきた
六甲山の開祖、A・H・グルームのお面とかな」
ナダ「細かすぎて伝わらないお面シリーズかよ!」
●2010年夜店情報
船寺神社 6月の毎週金曜日
水道筋商店街 7/24、31、8/7
灘中央筋商店街 7/31
2010年5月12日(水曜日)
其の140 西灘洞窟画の巻
タマ「ナダさん、西灘小学校の130周年記念講演会頼まれたんですってね」
ナダ「おう、小学校からオファー来たの初めてだしワクワクするぜ」
タマ「何話すんですか?」
ナダ「賢く儲ける株式投資」
タマ「小学生に財テクかよ」
ナダ「じゃ、『お母さんありがとう〜母諏訪子の想い出』とか」
タマ「あんたはインド象か」
ナダ「それはそうと、西灘小学校の前の地下道の壁画見てみ」
タマ「100周年って描いてある、30年前か」
ナダ「建て替え前の校舎が描かれてる、懐かしいな」
タマ「表面の剥げ方とかたまらなくステキ」
ナダ「もうすでに古壁画の風格」
タマ「高松塚古墳みたい」
ナダ「でも近頃は地下道廃止の方向なんで、こういう壁画もなくなるのな」
タマ「バリアフリーっすかね」
ナダ「灘区最大の地下壁画があった王子公園駅前の地下道もなくなった」
タマ「確かにあれは迫力あった」
ナダ「でもおそらく壁画ごと埋めただろうから、1000年後とかに発掘されたら驚くだろうな」
タマ「この西灘小学校の壁画だって未来の人が見たら不思議ですもんね」
ナダ「我々の祖先はみんなVネックを着ている!とか」
タマ「それは学校指定の運動服だって」
ナダ「1000年前はオタマジャクシが空を飛んでいた!とか」
タマ「こわいよこんなカラフルなオタマジャクシ」
ナダ「西暦1980年頃、西灘地方で『ええじゃないか』が流行!とか」
タマ「踊ってるんじゃねえよ」
2010年3月18日(木曜日)
其の135 表裏一体の巻
ナダ「このドラえもんおかしくないか」
タマ「ほんとだ、耳がある」
ナダ「ドラえもんはネズミに耳をかじられたんじゃなかったけ?」
タマ「そうそう、それで青くなったはず」
ナダ「左の耳が若干かじられてるけどな」
タマ「あっー!裏から見たらキティちゃんだ!」
ナダ「すげえな、両面キャラ」
タマ「普通だったら片面ドラえもん、片面ドラミちゃんとかですよね」
ナダ「それじゃつまんないよ。これくらいキャラがらっと変えなきゃ。
昼は清楚、でも夜は…みたいな。ほらドラえもん舌出してるぜ、ヘヘ」
タマ「はにかんでるの。夜すごいドラえもんなんてヤだよ」
ナダ「例えば片面がリンリンで片面がランランだったら区別つかないだろ」
タマ「それ双子だし」
ナダ「片面が水野のコロッケで片面が土居のコロッケくらいの意外感が欲しい」
ナダ「たしかに味は違う…って、コロッケマニアかよ」
ナダ「片面が網浜直子で片面が戸田恵梨香とか」
タマ「どっちも元灘区民ってオチか」
ナダ「片面が海星のマリア像で片面が天上寺の摩耶夫人像とか」
タマ「ま、確かにどちらも赤ちゃん抱いてるけど」
ナダ「摩耶夫人のがちょっとグラマーなんだけどな」
タマ「お釈迦さんのお母さんつかまえてグラマーはまずいよ。
でもシルエットが同じでキャラが違うって言うのがミソかも」
ナダ「じゃ、片面が王子動物園のパンダで、裏面が天童よしみとか」
タマ「それは怒られるよ」
ナダ「どっちに?」
タマ「天童よしみだよ!」
2010年2月24日(水曜日)
其の133 22222の巻
タマ「灘駅の22.2.22の切符買ったんすよ!」
ナダ「また鉄ちゃんみたいなことして。お前だろ電車止めたの」
タマ「あれは撮り鉄だって」
ナダ「美味いよねえ、あすこのカリカリに焼いた鶏皮」
タマ「それは『とり徹』」
ナダ「まあ、なに鉄でもいいんだけどさ、なにがうれしいのよ。そんな切符買って」
タマ「いいじゃないですか。数字がきれいに並んで」
ナダ「なんでそんな切符ありがたがるかわかんねえな。こすって番号あたる切符とかないのかよ」
タマ「スクラッチじゃないんだから」
ナダ「あと、ラッキーカードが出たらアルバムがもらえる切符とか」
タマ「ライダースナックかよ」
ナダ「切符さえもらえれば、電車乗れなくていい」
タマ「カードだけ集めてスナック捨てる子どもじゃん」
ナダ「型抜きできる切符とかもいいな」
タマ「駄菓子か!」
ナダ「ちょっとつばで濡らしていろんな絵を抜くんだ」
タマ「汚いって」
ナダ「傘の柄の曲がってる所とか抜くの難しいんだよね〜」
タマ「やだな、電車の中でそんなのに熱中しているヤツいたら」
ナダ「難しいの抜いたら大阪までの切符で京都行けるとかさ」
タマ「大体型ぬいちゃったら切符じゃなくなるし」
ナダ「大丈夫、お菓子買ったら乗せてもらえるから」
タマ「紙芝居屋かよ」
ナダ「あと、夜光塗料で夜ガイコツが光る切符とか」
タマ「いらないよ、切符にガイコツ」
ナダ「じゃあ、こすると煙が出る切符とかは?」
タマ「22.2.22の切符のがましだと思う」
懐かしの駄菓子屋情報はこちらへ↓
灘ズバッ!「教えて!想い出の駄菓子屋さん」
2010年2月13日(土曜日)
其の132 骨まで愛して欲しいのよの巻
タマ「灘駅の跨線橋も解体されて、すっかり骨組だけになっちゃった」
ナダ「見てみ、骨粗鬆症なんて関係ないもん、実にいい骨だ」
タマ「昭和を生き抜いてきた立派な骨っす」
ナダ「140年前にイギリス、リバプールからはるばる運ばれてきた骨だぜ」
タマ「捨てちゃうのかあ、もったいないよなあ」
ナダ「王子動物園とかに骨格標本として展示して欲しかった」
タマ「象じゃないんだから」
ナダ「この骨を削って粉にして飲めば女房ゴキゲン」
タマ「金蛇精かよ」
ナダ「ほらそこ、上腕骨蹴飛ばすなよ」
タマ「あ、この手すりね」
ナダ「ちょ、おま、何ノドボトケ踏んでんだよ!」
タマ「ボルトですけど」
ナダ「よく見てみ、観音様が手を合わせているように見えるだろ」
タマ「全然見えない」
ナダ「さ、この骨壺に入れて」
タマ「骨壺用意するかな」
ナダ「長峰墓地に埋めような」
タマ「それはまずいと思う」
ナダ「でも、その前にこのボルトを熱々に焼いてコップに入れてと」
タマ「何するんですか?」
ナダ「灘酒の熱燗を注ぐ」
タマ「やな予感」
ナダ「灘駅の骨酒、あったまるぜ」
タマ「鉄分多すぎるよ」
ナダ「やっぱり〜おれは〜あああああ〜ナダコツ〜ザケェ〜」
タマ「その替え歌、ヒガシナダの蔵なんすけど」
ナダ「世界中の灘駅マニアに飲んでもらいたいね」
タマ「アンタだけだよ、そんなニッチなマニアは」
(JRさんの許可を得て、特別に見せていただきました)
2009年10月19日(月曜日)
其の120 灘区が生んだ正義のマグマ?の巻
タマ「お、鉄人28号!って長田ネタかよ」
ナダ「たまには他区にもツッコミ入れたくてさ」
タマ「ま、いいけど、くれぐれもいらないこと言わないようにしてくださいよ」
ナダ「ビルの街にガオー…っていう割にはビルよりちっちゃいのな」
タマ「確かにまわりの再開発ビルの方が高い」
ナダ「これじゃオール巨人の隣にいる池乃めだかだ」
タマ「そういうこといわないの」
ナダ「大体、鉄といえば灘区だろ」
タマ「神戸製鋼」
ナダ「じゃあ、新在家に鉄人建てるのが筋じゃねえか」
タマ「でも、作者の横山光輝が須磨出身だから長田あたりが妥当じゃないすかね」
ナダ「お前知らないの?」
タマ「何を」
ナダ「横山光輝は灘区に住んでたんだぜ(注1)」
タマ「え!そうなんすか?!」
ナダ「しかも新在家だぜ」
タマ「そんなのウィキペディアにも載ってませんよ」
ナダ「馬鹿野郎、そんなネット情報より地元情報がほんまもんに決まってるだろ。
ったく何年ナダタマやってんだよ」
タマ「す、すいません」
ナダ「でももう長田に建てられちゃったから、灘区は別のヒーローものにしよう」
タマ「灘ゆかりのヒーローもんってあるんですかね」
ナダ「いるじゃない、ほら、アースが生んだ〜」
タマ「正義のマグマ〜…ってマグマ大使っすか?!」
ナダ「マグマ大使の子どもが土山町あたりに住んでいたらしい(注2)」
タマ「子どもってガムっすよね?」
ナダ「そうガムが灘クミンだったら」
タマ「マグマ大使も灘クミン?」
ナダ「案外鷹匠中出身だったりして」
タマ「やだよあんな中学生」
ナダ「パツキンだからカナディアンかもな」
タマ「つか、全身金色ですけど」
(注1)新在家南町在住のK氏によると、横山光輝は一時小泉製麻の社宅に住んでいたらしい。
自宅に詰めかけた子どもたちに絵をせがまれていたという。
(注2)マグマ大使の子どもガム役の俳優、二宮秀樹氏の自宅が土山町(御影山手?)あたり
にあったという情報が、メルマガnaddist57号の読者投稿コーナー「なだっちゅーの」
に投稿された。
(写真:KOBE鉄人プロジェクトHPより)
2009年9月2日(水曜日)
其の117 さよなら灘駅跨線橋の巻
タマ「旧灘駅完全消滅まであと3週間」
ナダ「早いよな」
タマ「この跨線橋ともついにお別れか」
ナダ「バリアフリー化しつつ、なんとか残せなかったものかねえ」
タマ「ほんと灘クミンは古い物に未練ないっすね」
ナダ「こういう風景を残せないで何が灘文化軸だって言いたいよ、文化が聞いて呆れらあ」
タマ「9月早々噛み付きますね!」
ナダ「古いもんには古いもんの魅力があるんだよ。
あゆがどうがんばってもひばりになれないようにな」
タマ「灘駅と美空ひばりをいっしょにするかな」
ナダ「B’zはどうがんばっても狩人になれないし」
タマ「B’zは兄弟じゃないって」
ナダ「見てみ、この天井の骨組みは松原智恵子の鎖骨のように美しい」
タマ「ぽっとでの女優にはこの味は出せないですね」
ナダ「幾重にも分かれる配線は森光子の首の筋の美しさに匹敵する」
タマ「タケヤみそからクレーム来るって」
ナダ「くねくね曲がった通路は、プレイガールに出ていた頃の大信田礼子の
ボディーラインのようにセクシーだ」
タマ「そっちへいくかな」
ナダ「昼なお暗い通路は、かつての梶芽衣子の影のある演技を彷彿とさせる」
タマ「『女囚さそりシリーズ』まで出すのかよ」
ナダ「窓から差し込む光は、まるで水戸黄門の由美かおるの入浴シーンを…」
タマ「あんただけだよ、駅の中でそんな妄想するのは」
[告知]
間もなくなくなる灘駅跨線橋を渡る、灘駅お別れイベント「さよなら灘駅跨線橋渡り納めツアー」を
9月21日に開催します。これがほんとに最後です。
詳しくはこちら
2009年8月21日(金曜日)
其の116 灘駅前でリモナーダの巻
ナダ「ハァ〜」
タマ「なんだか元気ないですね、夏バテ?」
ナダ「旧灘駅完全撤去まであと1月、あの跨線橋を見られるのもあと少しかと思うと…ハァ〜」
タマ「いよいよ旧灘駅ともお別れか〜それはそうと灘駅前の自販機にこんなもの売ってましたよ」
ナダ「リモ・ナーダ…おお、灘駅前で売るとはなかなかやるな」
タマ「どういう意味なんですかね?」
ナダ「スペイン語でレモネードの意味さ。リモはレモン、ナーダは0、無いっていう意味だから
『レモンだけ入った飲み物』って感じかな」
タマ「ナーダには『〜だけ』っていう意味もあるんですね。ふむふむ」
ナダ「ナダナーダで、灘オンリー、純粋な灘という意味になる」
タマ「ナダナーダ、音の響きもいいな」
ナダ「そうだ、これから灘クミンは『〜だけ』をナーダと言うことにしよう。
例えば『オレはお前ナーダが好きだ』」
タマ「オレはお前『だけ』が好きだ、か」
ナダ「これなら照れずに言える」
タマ「照れる前に恥ずかしいと思う」
ナダ「なんだよこの鍋、エノキナーダ入ってねーよ、とかな」
タマ「それはエノキダケでいいでしょ」
ナダ「この前乗鞍ナーダに登った、とか」
タマ「だから『だけ』の意味が違うって」
ナダ「どんナダ〜!」
タマ「それ普通に『どんだけ〜』でいいと思うけど」
ナダ「さわナーダんじ」
タマ「なんですか?それ」
ナダ「さわ『だけ』んじ」
タマ「相当夏バテしてるなこりゃ」
今回のネタは、ナダタマ読者の「摩耶埠頭のゆり様」からいただきました。
ありがとうございました。
このようにナダさんタマさんにいじって欲しい街ネタがありましたら
info@nadatama.com「灘道中膝栗毛係」まで。
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