様々な魚がずらりと並ぶ市場の魚屋さんは、子どもたちにとっては
ちょっとした水族館みたいなもんです。
ここは子どもだけでなく大人の勉強の場でもあります。
店頭は魚の名前だけでなく旬、産地などを学ぶ「立体魚類図鑑」です。
もちろん店主の音声ガイド付き。
「今年は宍道湖の寒シジミの育ちがも一つやねん」
などという地球環境系の話題にも触れることができます。
生け簀のある魚屋さんでは活きた魚も泳いでいます。
この生け簀の魚を使ったサービスを行っている店もあります。
畑原市場中ほどの揖澤商店さんの新鮮パーケージ商品、
その名も
「揖澤商店の泳ぎふぐでお鍋パーティはいかが?」
ちょっと長い名前ですが、要は店主の目利きで仕入れたふぐを店の
「いけす」で泳がせ、それを店頭でさばき、てっちりパーティ用に
パッケージングしたものです。
1匹まるごと買うので、てっさ、てっちり、白子、皮の湯引き、
それとひれ酒用ひれまでというフルコース。
料亭級品質のフグを市場価格で一般ユーザーに、というのがウリです。
灘ブロガー達といっしょに
「揖澤商店の泳ぎふぐでお鍋パーティはいかが?」を
楽しんでみました。
8人分でふぐ4匹という贅沢な宴。
お酒はもちろん「灘酒」です。
さすが市場の泳ぎフグ。
身のプリプリ度、コク、皮のコラーゲン具合、どれをとってもその辺
のフグとは違いますがな。
ひれ酒だけでなく白子酒まで堪能し、口の肥えた灘ブロガーも大満足。
しかも安いときたもんだ。
値打あります。
このように単純な店頭販売だけなく、いろいろな市場のサービスを
使うことで、さらなる「市場技(いちばわざ)」「市場力(いちばぢから)」
の奥深さを感じることができます。
————————————————————
「揖澤商店(畑原市場)の泳ぎふぐセット」
内容:1匹3~4人前
てっさ、てっちり、白子、川の湯引き、ひれ酒用ひれ
※詳しくは店頭にて
————————————————————