第50話まで来たようです。
城内通は「シロノウチドオリ」である。
ジョウナイでもシロウチでもない。
城はなくても、豪壮な屋敷があったことが由来とのこと。
街路の入り組み方から、原田村の気配は強く感じることができる。
村の気配は、地蔵の多さからも窺い知ることができそうだ。
稗田地下道も味わい深いが、原田地下道もなかなかだと思う。
水族園の水中トンネルのようでもある。
この「青」、どうだろうか。
屋根の向こうに観覧車が見えて、その向こうに摩耶山が見えるのもステキだ。
阪急高架下のお店たち。
開かなくなった扉も、いつかまた誰かがひょいと開いたりして、
いろいろな人やモノや思い出が出入りする場所になってくれることを祈りたい。
市場や商店街の端っこだったり、高架下だったり。
そういう場所から醸し出される魅力に、いつもクラクラしてしまうのだ。
六甲道-JRの高架下も、こんな空気を思い出してくれればいいのに。
斜めの歩道に、ベンチを平らに置いてくれる心意気。
一升瓶入りのプリンセスソースが、やっぱり一升瓶のケースに入ってる。
そんな良さがある、城内通。