灘小学校の北西の角に接するあたりから、神ノ木通が始まる。
将軍通の交差点にある関西電気保安協会の建物の曲線美や、
少し南に下ったところ教会のてっぺんにある「くりぬきパズル」のような
十字架などを愛でつつ、山手幹線まで出てみる。
救急車や消防車はひっきりなしに出動しているし、
前の区役所の建物には神戸大学の看板がかかっている。
私は神戸大学の関係者なのでよく知っているのだけれど、
この看板をマジマジと見たところで、この建物の中でいったい
何が「研究」されているのか、想像もつかないことだろうと思う。
(いちおう、こういうことをしてる場所です、と紹介しておきますね・・・)
金沢病院を通り過ぎれば都賀川沿いの公園に出る。
神ノ木通4丁目、都賀川公園。
この公園は、一年を通じて灘的イベントが行われる場所だ。
灘の市街部のだいたい真ん中ぐらいに位置し、交通の便もいい。
市街部ならば、灘区内のほとんどの場所から徒歩で20分以内で
アクセスできる(鶴甲などはちょっと遠いけれど・・・)という立地だ。
区役所はオトナの事情で六甲道の南に移ってしまったが、
「真ん中あたりにある」ということは、結構大事な要素だ。
区役所が移転したとしても、灘ケーサツや消防署が別の場所に移ってしまったら、
治安や防災の空間的なバランスが悪くなってしまう。
このあたりをフラフラと歩いたところで、「真ん中あたり」という雰囲気は
微塵も感じないけれど、とにかく、この神ノ木通や都賀川公園のあたりが灘区の真ん中ぐらいなのか?
そろそろ暑くなってきたので、「灘区の真ん中はどこなのか・・・?」と考えながら散歩をして、
少し疲れた頃に都賀川の流れに足を浸してみたら気持ちいいと思う。
参照記事:[naddist 040915-192]灘区の中心で、愛をさけぶ
次回は「神前町」の予定。