今日が3月11日なので、琵琶町の記事を書く。
先週、カメラを抱えて琵琶町をウロウロとしていたら、
2号線沿いにあるバイク屋「一井サイクル」のおっちゃんが声をかけてくれた。
「震災の時の写真がある」というので、提供していただいた。
(一井サイクル提供)
17年後の現在、同じ場所を、同じように撮ってみた。
琵琶町の被害や震災の影響については、たとえば東京大学によるアンケート調査の結果が公開されているし、震災後の復旧を定点観測した写真集も作られている。
震災復興の区画整理事業についても、多くの報告がある。
震災で焼け野原になって、たくさんの方が亡くなって、区画整理事業をやり遂げて、今の琵琶町がある・・・と書けば、言葉の空虚さが漂うばかりだ。
町を通り過ぎるだけの人間には分からないけれども、思いを馳せることはできる。
それが何の力にもならないとしても。
琵琶町に立って、3月11日の被災地に思いを寄せてみる。