東灘区のずっと山手の方に上がっていくと、鴨子ヶ原や渦森台という地名がある。
ずいぶん遠いところのような気がするが、谷を挟んで灘区土山町が隣り合っている。
六甲病院や親和女子に向かう道を上がると、そこは山の上のマンション開発ラッシュ。
土山町は、その東側斜面を伸び上がっていく。
その一番高いところには、関西電力の新神戸変電所の敷地が広がっている。
「灘の御影」と言うと奇妙な表現かもしれない。
でも、御影山手や鴨子ヶ原と隣り合う土山町を歩くと、そんな表現がしっくりくる。
土山町なのに「プリオーレ御影山の手」なんてマンションがあったりする。
以前のゼンリン住宅地図に記載されていた「灘土山住宅」は、
大規模改修工事の末に「ヒルズ御影山手」なんて名前のマンションに変わってしまった。
石屋川の向こうにある、灘区悲喜交々。
若草幼稚園のところまで下ってくる。
橋を東側に渡っても、灘区なのだ。
土山町には旧徳井村の墓地があったという。
現在の「東明桜ヶ丘霊園」は、その名残だろうか。