摩耶山を守ろう会主催の新年たこあげ大会に参加してきた。
会長さんの話によると昨年比二倍の子どもたちが集まったそうだ。
定員を大幅に超える応募に、しっかり応える太っ腹ぶり。
灘人たちの暖かい眼差しに感謝!
会場の原田の森ギャラリーは所狭しと子どもたちがひしめき合い、
思い思いの凧を描いている。
キャンバスを染め切る子、単色水墨画風の子、まさに十人十色。
「(線を描くのを)間違ってしもた〜。やり直したい〜。」
間違いなんて無いんだよ。
その線をどう使うか考えてごらん。
「描くのもう終わりにしていい?」
自分の絵が完成かどうかは、自分が作品に納得できるかどうかだよ。
みんな現代っ子ぶりをバリバリ発揮。
完成したら王子スタジアムへ。
広々とした平地に来れば、それだけで走り回りたくなるもの。
ましてや手には凧、気持ちが静まる訳がない。
解禁の合図と共に蜘蛛の子は瞬く間に散っていった。
揚がる凧あれば落ちる凧あり。
手作りなんだもの、凧にだって個性が出る。
何度も落ちて不運にも骨が折れてしまった凧が、
修復をきっかけによく揚がる凧に変化。
そんな"味"を楽しめ、子どもたち。
視野の端で男の子二人がぶつかって転げた。
あちゃー、やっちまったか…と思ったら何だか楽しげ。
起き上がったと思ったらまたぶつかっている。
聞くと、ぶつかって転けるのを楽しんでいるらしい。
楽しみ方にも色々あるもんだ。
イベント最後には表彰式。
よく凧が揚がった子、たくさん走り回った子、楽しい凧を作った子、
それぞれ壇上に呼ばれて賞状を頂いた。
今日を思いっきり楽しんだことへのご褒美。
楽しむことが評価されるなんて羨ましい限りだ…
が、それが君たち子どもの役割なんだよな。