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2006年11月24日(金曜日)

沢庵

カテゴリー: - WACK! @ 08時00分00秒

惣菜を求めて入り込んだ灘中央市場。
沢庵の樽をしげしげ眺める女の子。
「美味しそうやなぁ。」
おぬしなかなか見る眼があるな。

お昼ごはんは1人合計400円まで。
まさか沢庵だけに400円は使えない。
切り売り、値切りなんて交渉は
彼女の選択肢には無い様子だ。

他の子も寄ってきた。
「あれ、めっちゃウマそうやんなぁ?」
「ウチもめっちゃ好きやねん」
スイーツを語るように沢庵を語るイマドキの灘っ子。

「ちょっと待っとり」と奥に入るお店のおばちゃん。
戻ってきた手には薄切りの沢庵。
みんなで一切れずついただく。
子どもたちはみんな素直に美味い!の反応。

「お母さんとまた買いに来てな〜」
余った沢庵を袋に詰めて渡してくれた。
思わぬ展開に子どもたちは目を白黒。
遠慮がちに受け取り、ペコッと会釈。
市場を抜けたところで糸が切れたかのように
喜び溢れて大騒ぎ。

これが市場クオリティ。
人と人とが交わるひととき。


2006年11月17日(金曜日)

実り 豊作編

カテゴリー: - WACK! @ 08時00分00秒

第四堰堤手前、少し開けた場所で休憩。
川に削られ滑らかになった岩肌は下ろした腰に優しい。
流れの誘惑に負けて子どもたちは水遊び。
僕は寝転がって、茂る木に縁取られた空を眺めた。
おやつ片手に傍に座る子。
後ろにははしゃぎ声、耳元にはブリッとおならの音。
えっ…?ぅをい!さわやかな雰囲気を返せー!

そろそろ帰りたいと言う子どもたちをなだめながら第四堰堤を越える。
急な斜面を登った先でムベの天蓋に出くわした。
ムベはアケビの仲間だがアケビと違って自然に開かないので
中身が蟻の行列ににじられていることは無い。
マイナーな実りので知らないハイカーも多い。
期待を胸に仰ぎ探すと…たくさんある!

登れる木を探していると子どもが長い棒を見つけてきた。
グッジョブ!僕が天に棹差し、落ちた実を子どもが拾う。
谷に転げた実もおサルのような身こなしで残さず回収。
袋は一気に膨れていく。

その場で一つ割り開く。
でんぷん糊のような無形感。
ホンマに美味しいの?と目で訴えている。
ゴメン、僕も食べるの初めてだから分からない。
指先程の欠片を口に含む。
おお、意外な感じの美味。
アケビの雰囲気を残したバナナ味と言ったところか。
いや、下手に表現しない方がよいか、ムベ味だ。
次から次へと割開かれていく。

お土産を手に下山。
荷物は多いが足取りは軽い。
すれ違うおっちゃんには挨拶代わりに自慢。
小学校前まで下りてきて先生にも自慢。
今日の自慢、来年にも活かそうな。


2006年11月11日(土曜日)

実り 杣谷編

カテゴリー: - WACK! @ 20時05分35秒

期待に胸ふくらませ、いざ杣谷へ。
イノシシに穴を空けられたフェンスを横目にひた登る。
二つめの堰堤手前で崖に向かって垂れ下がるミツバアケビを発見。
ハイカーのおやつはいつも取れないところに残っている。
落ちてもいいから取ってきて…って無茶言うな。

堰堤を越え、広場に出た。
お天気に恵まれ続けたため、西からの支流は干上がっている。
そんな中でも野草は力強く、子孫繁栄に励んでいる。
オナモミやセンダングサで雪合戦ならぬ種合戦。
くっつき虫たちの翌年の繁茂に貢献。
ヌスビトハギは後で処理が大変だからやめてくれ〜。

飯ごう炊さんポイントに着いた。
視界を飾る美しいハゼの紅い葉、
掻き分けるように垂れる実からは、蝋燭を作れるらしい。
おっと、気安く触っちゃいけないぞ。
見た目は美しくともウルシ科だ。

ここでも小振りのアケビをたくさん発見!
と思いきや、全部とうに開ききって鳥のエサになっていた。
人間の分も残せーと叫んでみる。
しかし、ここの株にはハイカーも気付かなかったか。
この穴場、来年こそは。

ホッと一息昼食後、実りを求めてまだまだ登る。
3つめの堰堤付近でムカゴを発見。
数個じゃ食べるにゃ寂しいし、持って帰ってどこかに埋めるか。
子どもたちは松ぼっくりにご執心。
われ先にと競い合うほど荷物が増える。

第四堰堤の手前で一休み。
ここらでブログも一休み。


2006年11月1日(水曜日)

実り 長峰編

カテゴリー: - WACK! @ 23時56分49秒

子どもたちには目一杯灘の四季を感じて欲しい。
秋は実り、本能に持つ狩猟採集欲を掻き立てられる季節。
楽しく美味しい一石二鳥を味わいに杣谷へ繰り出した。

護国神社前交番から長峰坂を目指す。
登り口にクヌギの実が落ちている。
我先にと拾って袋に入れる子どもたち。
拾ったどんぐりで何をするわけでも無いのだが、
見つけたら拾いたくなるのがどんぐりである。

坂の半ば、マンションの垣根にイヌマキが植わっている。
この実が甘く、食べられることを
どれだけの人が知っているだろうか。
一つだけ失敬、得体の知れない物を食べてみる勇気、
発揮すれば笑顔がこぼれる。

長峰霊園の市民トイレ付近にある柿、実は渋くないそうだ。
道路には柿の種が落ちている。
カラスがむしって食べたのだろうか。
川沿いには熟れすぎた実が葉のない枝にぶら下がっている。
柿なら山にもあるさと杣谷の入り口に向かう。

わき水の前で一休み。
流れる水に心躍るのは夏だけではない。
靴を脱ぐと言う子どもたちを諫めながらフェンスに目をやると
たくさんのカタツムリが水気を求めて並んでいた。
こら、カタツムリまで袋に入れちゃいけない。

さあ実りの宝庫への入り口まで着いた。
続きはまた後日。


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