狭い校庭にひしめき合う子どもたち。
先生も輪に加わり駆けめぐっている。
僕がその光景を眺めている3階の教室には
片手で数えられるほどの子どもたちが
消しゴム落としやお絵かきをしている。
摩耶小のオープンスクールにお邪魔した。
学校の特色で、2時間目と3時間目の間に
長い休み時間がある。
授業を見るのも面白いが、
休み時間を如何に過ごしているか、
個人的に最大の関心事である。
自分の小学生時代を思い出してみる。
インサや中当てが好きだった。
消しゴム落としが流行ればみんな教室で遊んだ。
自由帳にRPGを作ったこともあったか。
教室で遊ぶ子も結構いた、そんな記憶が蘇る。
イマドキの摩耶っ子はどうだろう。
どの教室も子どもたちは疎ら、
賑やかなのは授業の準備が忙しいクラスだけである。
もちろん屋内で過ごすことが好きな子もいるわけで、
誰もいない教室というのもほとんど無かったが。
メディアで描写されるような笑い声飛び交う教室とは
ほど遠い静けさである。
みんなはつらつとした子ども時代を過ごしている。
今日は教室回りをしたら時間が来てしまった。
次の機会にはぜひ校庭での遊びを見て回ろうと思う。