先週の王子動物園はビッグニュースで幕を開けました。
10月15日の「ZOOマニア」でもお伝えしたインドゾウのズゼが10月21日
についに出産。
灘区的にはこの日を祝日にしたい気分です。
いやめでたい。
クミンにとっても今が一番ワクワクする時期です。
神戸っ子だからやっぱベビー服はファミリアかなあ。
ゾウがクマのマークつけてたら変かなあ。
ファミちゃんブルーかなあ。リアちゃんピンクかなあ。
あ、そうだ、男の子でしたっけ女の子でしたっけ?
え?男の子なの?
男…
男か…
二代目摩耶子を襲名させられない…
ま、それは置いといて名前をつけなくてはいけないのです。
そのうち公募が始まると思うので、これはナダタマとしても
応募しないわけにはいかない。
てことで、ナダタマでもインドゾウの赤ちゃんの名前を募集しますので
考えといてくださいね。
そして、週末には悲しいニュース。
まるで新しい命と入れ替わるようにレッサーパンダの洋洋が天国へと
旅立ちました。
享年22歳。人間でいえば100歳を超えており、
国内最高齢のレッサーパンダでした。
洋洋おばあちゃん、最後までチャーミングでしたね。
耳が少し小さくて、なんかこう八千草薫のような、
いやミヤコ蝶々みたいな感じでしょうか?
彼女は京女だったのですが、神戸の空気が合っていたのでしょう。
直立レッサーパンダの風太が人気を博したときなども、
「千葉の子ぉは立ついうて人気らしおすけど、あれは下品どすなぁ。
えぇ?ウチにも立ていいはるんですか?
てんごいわはったらあきまへんぇ。よそさんはよそさん
王子動物園は王子動物園どすぇ。おおきにはばかりさん」
なんて感じでひょうひょうとしていた姿が思い出されます。
新しい命と旅だっていく命。
不思議な縁を感じます。
動物園ってなんだろう、なんのために必要なんだろうと考えた時、
一番重要なのはやはり命の意味を考える場所なんだということかと。
彼らがなぜ灘区にいて灘区で死ぬのか?
そういう命に対して灘クミンとしてどう接するのか?
そこに「ZOO魂(ズータマ)」があるのだと思います。
洋洋ばあちゃん、今頃天国で
「諏訪子はん、元気なお孫はんが産まれてよかったどすなぁ。
ウチの分まで長生きしとおくれやす」
なんて言っているかもしれません。
立たなくていいですから、どうぞゆっくり休んでくださいな。
合掌