最近の子どもの名前、違和感ありませんか。
親が自分の子どもにどんな名前をつけようと勝手だし、他人が
どーこー言うことでもないんですけど、気になります。
「凛花ちゃん」とか「花音ちゃん」とか。
明らかに源氏名かグラビアアイドルの名前っぽくないすか?
本当に長期的な視点で命名しているのか?
名前から親の熱い思いや愛が感じられない。
(該当する方がいらしゃいましたらスイマセン)
男子の名前も同じく。
「翔クン」に「魁斗クン」って、なんで「突っ張ることが男の
たった一つの勲章」的な名前をつけたがるんですか?
そしてなぜ子どもを「翔ばせ」たがるんですか?
だいたい、翔んだものは落ちるのが世の中の道理です。
(該当する方がいらしゃいましたらスイマセン)
いや別にそんなことをボヤキたいわけではなくて…
王子動物園に生まれた子ゾウの名前が決まったのです。
去る12月15日に小ゾウのデビュー式典が行われました。
当日、象舎前には朝から黒山の人だかり。
つーか、全然見えないし。
来園者の注目が集まる中、いよいよ名前の発表です。
「命名 オウジ」
やはり、そう来たか…。
予想されていた名前ではありました。
昨今の「○○王子」に乗っかった軽い案ともいえなくもないですし、
語尾を伸ばすと輸入肉ぽいのが若干気になりますが、悪くないかと。
なぜなら、
諏訪山にちなんだ諏訪子、摩耶山にちなんだ摩耶子。
そして王子動物園で生まれたオウジ。
地名を名前に刻むというこれまでの伝統を踏襲しています。すばらしい。
王子という地名が名前としても適していたと言うのもポイントです。
これが天王寺動物園で生まれていたら「テンノウジ」なんていう呼びづらい
名前になっていたわけですから。
それともう一つ
オウジのジは「二」「次」という意味にもとれます。
オウジは夭折した姉モモの弟なのです。モモの分まで長生きしてねという
思いがオウジのジから読み取ることができます。
で、もう一つ気になるのがナダタマ応募案がどうなったかということ。
命名は投票数で決まったのですが、
1位 オウジ 115票
2位 トニー 107票
ムフフ。
ryoさんからご応募いただいたナダタマ案「トニー」が2位に入りました。
次点ですからね。快挙です。
あとは
3位 元気
4位 ズック
5位 プリンス
…
残念ながらもう一案の「摩耶夫」は入賞できませんでしたが、
上位に「翔象(ショウゾウ)」「象斗(ショウト)」とかの
「突っ張ることが男のたった一つの勲章」的な名前が入らなくてホっと
してますです。でもいくらザークの子だからったって「ズック」はないよな。
とにかくオウジ君には王子動物園のプリンスとなるべく
すくすくと育っていただきたいと願うわけです。
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