王子動物園第一ゲートがまもなくなります。
じゃあ、どこから入るのって?
もちろん正門はあります。
第一ゲートはもう少し南にあります。
そう動物園をずっと南におりてください。
阪急の「灘アーチ橋」を越え、パンスト(灘駅前商店街・パンダストリート)を
抜けて…って、灘駅についちゃいましたね。
そう、実は灘駅に「王子動物園第一ゲート」はあるのです。
阪急王子公園駅とともに動物園の最寄り駅でもあるJR灘駅。
現在、灘駅舎の立て替え工事が進んでいます。
戦争、水害、そして震災までも乗り越えた駅舎が、
橋上化によって消えます。
そして、本日7月14日がその旧駅舎改札口の最終改札日です。
その改札口の左手に鉄の柵があったのを覚えていらっしゃいますでしょうか。
なにやら暗号のような文字が書かれている柵。
この柵、実は灘駅から王子動物園など王子公園周辺の集客施設に行く団体客
などをさばくためのゲートです。
これこそがJRでの来場者用の「王子動物園第一ゲート(灘駅口)」です。
このゲートには巧みの技が仕掛けられています。
ぱっと見、暗号に見えた文字があら不思議、ゲートの開閉とともに「なだ」
という文字がゲートに浮かび上がります。
最初これを知ったときは、うなりました。
今の時代、電光掲示板、LED、液晶プロジェクターで「なだ」の文字を浮かび
上がらせることはもちろん可能でしょうが、それじゃつまんない。
あるいは安易にパンダのイラストで飾り付けても、文化の香りがしない。
このローテクでストイックな仕掛けにこそ知恵があります。愛があります。
魂があります。
この匠のゲートを出てまっすぐ進むと王子動物園の正門にたどりつく、こういう案配です。
そして灘魂と来灘者へのあたたかいホスピタリティあふれる
このゲートは旧灘駅舎とともになくなります。
本日7/14(土)23:30ごろより「灘駅改札通り納め会(主催:ナダタマ)」を行います。
また灘駅へ来られない方のために、同時刻より翌1:00ごろまで灘駅舎改札最終日の模様を
ライブカメラでお届けします。
以下の動画プレーヤーおよびトップページ右の動画プレーヤーでお楽しみください。
いや、泣いてやってください。
(台風接近による悪天候の場合、ライブ不能になることもあります。
あらかじめご了承ください)
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[参考]
[naddist 060923-212]劇的!灘駅の匠