[040701-186]篠原南町 伝説の「うたごえ」【ナダソニック13】
投稿者: Nada 掲載日: 2004-7-1 (2604 回閲覧)
...n a d d i s t
...040701-186
...
...naddism Edit.
■CONTENTS======================================================
・NADA sonic13
▼篠原南町 伝説の「うたごえ」
・なだっちゅーの!153
▼灘駅弁夏バージョン食べました!
▼「灘印良品」がwebに
・naddist NEWS(naddistからのお知らせ)
▼「灘駅弁〜灘の初夏」予約受付中
▼プロジェクトNその2〜コーポラティブバーリスタート!
================================================================
今回は「ナダソニック」をお届けいたします。
「ナダソニック」は灘にまつわる音楽や音環境についてご紹介する
シリーズです。日常の音からマニアックなあの歌まで広く「ナダの音」
を集めてまいります。
ナダソニック第13話は、あの頃君は若かった・・・灘にこだまする
知る人ぞ知る歌声をお送りいたします。
=================================================== NADA sonic13
■篠原南町 伝説の「うたごえ」
TEXT:naddist
最近、灘区はロシアブームだ。
山手幹線沿いの「パリ食堂」がロシア料理の店「ロシ庵」に変わり、
八幡神社下に「キャビ庵」が出来た。ネーミングセンスはともかく、
小さな区にロシア料理店が続々オープンするのは珍しい。
また「ロシ庵」は王子動物園の前でピロシキを出張販売している。
パンダとピロシキ…ある意味灘的な風景である。
というのも灘区とロシアとの関わりは割合深いのだ。
かつて摩耶埠頭には旧ソ連からの貨物船が入港し、船員達は灘の町へ
くり出した。
私が通っていた床屋にも彼らが訪れた。
「ハラショー!ワッツスタイル?」
下町の床屋の主人も身ぶり手ぶりの片言ロシアンイングリッシュで
彼らに対応した。
摩耶埠頭は楽器の練習にも適した場所であった。
「ソノトランペットイイデスネ」
船員達から声をかけられた楽器クミンもいたはずだ。
また「Y口組総本部が灘区に引越して来たのは、摩耶埠頭がトカレフの
調達に適しているからだ」という噂が当時の灘区民の間で、まことしや
かに囁かれた。
ロシア料理店の相次ぐオープンに隠れ、ひっそりと息付くロシアがある。
「うたごえ喫茶」といえば、ピンとくる50代以上の読者がいるかも
しれない。大阪で「ノーパン喫茶」がブレイクするずっと前、1960
〜70年代に「うたごえ喫茶」なるものが全国津々浦々に出現した。
店内に入って歌集を買い、お茶を飲んでいると突然リーダーが現れ、
「さぁ歌いましょー!」とかいって、アコーデオンの演奏に合わせて
「雪〜のしらかばば〜やし〜」とか全員で合唱するシステムの喫茶店だ。
ま、カラオケのルーツと言ってもいいかもしれない。
なぜうたごえ喫茶が「ロシア系」なのか?
歌われる曲目は「ロシア民謡」が多かったのである。
神戸では絶滅したと思われていた、その「うたごえ喫茶」だが、40年
の時を越えひっそりと我が灘区に生き残っていたのだ。
「喫茶オリーブ」といえば数年来のnaddist読者なら記憶にあるだろう。
[naddist 021110-142]〜篠原ロシアンスパイラル〜で紹介した、レトロ
でキュートな篠原南町3丁目のロシアン喫茶である。
そのオリーブが毎月第一土曜日「うたごえ喫茶」になるのである。
行かねばならない。
歌わねばならない。
しかし私は水道筋の「カラオケ台北」には行ったことがあるが
「うたごえ喫茶」というものには行ったことがなかった。
トロイカとカチューシャならなんとか歌えるかもしれない。
とりあえず練習しとこう。
「り〜んご〜の花ほころ〜びか〜わも〜にかすみたち〜ハイッ!」
ん・・・?この「ハイッ!」はみんなで言うのだろうか?
それともリーダー格の人が発声するのだろうか?
そんで間奏の間、一人ずつコザックダンスとかしたりするのだろうか?
その時よろめいたりして、みんなから
「『ティップネス六甲』で足腰を鍛えてから来い!」
とかツッコマれるのではないだろうか?
不安が頭をよぎる。
「こんばんは…うたごえ喫茶を見に来たんですけど…(不自然)」
「どうぞ〜!どうぞ〜!」
明るく迎えられ店内にはいると真ん中に空間があけられ、回りにずらりと
イスとテーブルが並んでいる。
あの真ん中の空間が「コザックダンススペース」なのか?
すでに数名のお客さんが集まっている。
その時だった。
「えっー!naddistさん!なんでここにいるの?!」
なんとアコーデオンを持って入って来た演奏担当者は偶然にもnaddist
読者の赤坂通「望月眼鏡店」のご主人Mさんだった。
知り合いがいて、少し安心した…しかし世間、いや灘区は狭い。
続々とお客さんが入って、小さな店内はいっぱいになった。
年齢層は50〜60歳代くらいであろうか。「ほんの少し前青年」と
「ほんの少し前お嬢さん」が中心だ。皆、若々しい。
灘区内のみならず垂水や鈴蘭台、加古川、豊中方面からも来ているそうだ。
「みんなカラオケに飽きた人たちじゃないかなぁ」
Mさんが言った。
やがてスタート時間の7時、「リーダー」Uさんが声をあげた。
「それでは始めます。まずは『愛唱名歌集』337ページ、恒例の
『カチューシャ』から行きましょう!」
い、いきなり『カチューシャ』かよ!
し、しかも「恒例」かよ!
そ、そんで『愛唱名歌集』337ページかよ!
いきなり間奏でコザックダンス?!心の準備が・・・!
Mさんのアコーデオンの軽快なイントロが店内に響く。
「り〜んご〜の花ほころ〜びか〜わも〜にかすみたち〜」
間奏はなかった。
…よってコザックダンスもない。
…もちろん「ティップネスに行け!」とも言われなかった。
「じゃあ次、『ほたる』行きましょう!」
なるほど童謡もあるのか。
「じゃあ次、『海』行きましょう!」
みんな声が良く出ている!
「あなたも声出さないとストレスたまりますよ」
は、はい…
「め〜だ〜か〜の学校は〜川のなか〜」
こんな歌、歌うの30年振り位だ…なんだこの新鮮な感覚は!
「あめあめ降れ降れ母さんが〜知らない男と歩いてる〜」
ギ、ギャグもあるのか?!
「リクエストいきます。まずはうたごえ喫茶の定番『北上夜曲』から」
『北上夜曲』はうたごえ喫茶からブレイクした歌らしい。
休憩をはさんでロシア民謡が続く。
『山のロザリア』『ともしび』…
「ここで『灯コーナー』です」
灯コーナーとはうたごえ喫茶発祥の店である東京・新宿「灯」にちなん
で「灯オリジナルCD」に合わせて歌うコーナーだった。
2回目の休憩にはいり、店内を見渡すと男女総勢20名。
「コザックダンススペース」もすっかり人で埋まり、狭い店内は
「ある意味」若々しい熱気に包まれていた。熱いぜ!
70年代製と思しきレトロなクーラーがうなりをあげる。
なんともいえないグルーブ感が体を包む。
本当にここの時間は2004年なのか?!
リクエストも交え、シャンソンからドイツ民謡、フォークソングへと
あくまでもテンポよく「うたごえ」が進行していく。
『青い山脈』の合唱後、調子にのった私はMC風に発言してみた。
「ちなみに『青い山脈』は、摩耶六甲の山並みを歌った灘の歌です!」
「へ〜!灘に長いこと住んでるけど、知らんかった!」
よし、ちょっとは参加できたかもしれない。
「昭和40年代、三宮に『響』っていう、うたごえ喫茶があってね…
よく行って歌ったもんですよ…」
元青年がぽつりと言った。
なんとなくメーデーチックなロシアの労働歌『がんばろう』を歌い終
わった時、時計は9時を少し回っていた。
本日36曲目、最後の歌は『今日の日はさようなら』だった。
いつまでも たえることなく 友達でいよう
今日の日は さようなら またあう日まで…
ふと、小学校の時の「自然の家」でのグリーンスクールを思い出した。
毎月第一土曜日午後7時、阪急電車、将軍通の篠原第二踏切近くで耳を
すませて欲しい。哀愁ただようアコーディオンの音色にのって
『カチューシャ』を歌う若々しい「うたごえ」が聞こえてくるはずだ。
そして思いきってその小さなドアをあければ、驚愕のライブ空間があな
たを待っているはずだ。
・・・そうだ、冬の灘駅弁にはカチューシャをつけたピロシキを入れて
・・・みよう。
(おしまい)
本日の「うたごえ」リスト―――――――――――――-
●カチューシャ●ほたる●七夕●海●港●夕日●雨降り●雨●めだかの
学校●北上夜曲●花の街●浜辺の歌●山のロザリア●毬藻の歌●青葉城
恋歌●ともしび●収穫の歌●愛の讃歌●小雨降る路●フニクリフニクラ
●思い出のグリーングラス●たんぽぽ●小さな木の実●心の歌●乾杯の
歌●私に人生と言えるものがあるなら●友よ●銀色の道●夜明けの歌
●花嫁●この広い野原いっぱい●希望●風●青い山脈●がんばろう
●今日の日はさようなら 2時間 全36曲
※うたごえ喫茶オリーブの皆様、闖入者を暖かく受け入れていただき
ましてありがとうございました。
+++うたごえ喫茶オリーブ
+++営業日時:毎月第一土曜日 1900〜2100
+++料金:1000円(各種ドリンク、スナック付)
歌集は貸していただけます
+++篠原南町3丁目
将軍通の阪急踏切東入ル
阪急六甲より線路浜側 西へ徒歩6分
================================================================
naddistに頂いた、皆さんからのご意見ご感想や灘情報をご紹介する
「なだっちゅーの!」を、お送りいたします。
メールを下さった皆様、ありがとうございました。
→投稿はpostmaster@naddist.jpまで
=============================================なだっちゅーの!153
●たん吉様(出戻りクミン)
昨日、「灘駅弁〜初夏バージョン」購入いたしました。
以前の試作品より何段階もグレードアップしたもので、
「う〜む」と唸らされるものに仕上がっていましたね!
カツが2枚になったこと、ハモが天ぷらになったこと、巻き貝が付いた
こと、笹やレンコンで「小ネタ」が充実したことなど、立派なものに
なっていました。
さて皆さん、あんだけグレードの高いお弁当、「何」から食べましたか?
私は2つ(昼食用と夕食用!)買ったこともあって、
最初のお弁当は「巻き貝→ハモ→小アユ」と魚介類から食べました。
(このパターンは非常に酒が欲しくなるところです!)
2つめのお弁当は待ちきれずに5時ごろ食べたのですが、
「カレーカツと茶飯→ハモと梅飯」という具合に、ご飯を中心として食
べました。
しかし、どちらの弁当も最後に食べたのは、「うずら卵」。
卵の周りの「エビしんじょ」がと〜〜〜〜ってもおいしいのです!
(2〜3番目に好きなものを最初に、一番好きな物を最後にとっておく
タイプなのです)
皆さん! まだまだあと2回販売されるそうですので、ぜひぜひこの
機会に「灘」を堪能してください!
(私、あともう1回買うかも・・・)
あ〜〜、秋の弁当も楽しみだぁ・・・
感想ありがとうございました!
あの「エビしんじょうずら卵」評価高いです。
灘駅弁ってお酒欲しくなりますよね〜。
(だって駅弁開発スタッフ酒のみばっかなんだもん)
沢の鶴の灘限定酒「敏馬の浦」あたりをキリッと冷して・・・
う〜んたまんない・・・
販売詳細は下記 naddist NEWSにて。
――――――――――――――――――?nad
●MJ様(水道筋の情報屋)
ごぶさた、というほどではありませんが、最近まちで会いませんねえ。
灘駅弁プロジェクトでお忙しいのでしょうね。僕も7月こそは予約します。
すでにお気づきかもしれませんが、南部再生のWEB版がありまして、先日、
13号「特集・メイドインアマガサキ」の内容がアップされました。
冊子の内容をそのまま掲載してまして、つまり「灘印良品」の記事も含ま
れています。今度はカラーです。
いちどご覧になってください。
http://www.amaken.jp/nambu/13/
尼崎南部のコアでイカシタ情報誌『南部再生』編集スタッフさん
から情報をいただきました。
サイト内の『ココにもあったまちから発信「メイドイン」』で
昨年水道筋に出店した「灘印良品」が掲載されています。
今となっては懐かしいスナップ写真も(笑)
しかし、東大阪の人工衛星と並べられたら負けちゃうなぁ(笑)
――――――――――――――――――?nad
================================================================
● naddist NEWS ●
================================================================
● 「灘駅弁〜灘の初夏」予約受付中 ●
4月5日の「なだ桜まつり」において、感動の嵐を巻き起こし爆発的
勢いで売り切れた「灘駅弁」ですが、製作チームの東畑原市場「新家」
の受注生産商品になりました。
もちろん灘区にこだわりにこだわった素材、レシピ。
春夏秋冬、naddist読者なら全種類食べなきゃのです。
で、メニューも新たな今回のバージョン「灘駅弁〜灘の初夏」ですが、
初回販売の売れ行きも好調でした。販売日はあと2回です。
灘の贅沢駅弁当、初夏の灘を「舌で」感じてくださいな。
春の灘駅弁を食べそびれた人も、食べた人も是非、今回のバージョンを
ご賞味いただければ幸いです。
■第二回販売日:7月19日(祝)
■予約締切日 :7月15日(木)
■場所:創作家庭料理の店「新家」(東畑原市場)
灘区篠原南町7-2
http://www.net-kobe.com/suisui/ 参照
■価格:2000円(税込)
■販売数:限定50食
■注文方法
受注生産品ですので、予約販売のみとさせていただきます。
メール予約→postmaster@naddist.jp
また直接「新家」さんに電話予約も可能です。
電話予約→861-3232(新家)
))))))メール・電話とも予約締め切りは「7月15日」です。(((((((
※予約の際は、個数と引き渡し時確認用の名前を明記してください。
※前回と同じく予約者多数の場合、早めに締め切る事もあります。
■引き渡し方法
7月19日(祝)の昼12時〜2時の間に直接上記「新家」に取りに
いってください。
なお、当日は店内で食べることも可能です。
■これが「灘駅弁〜初夏の灘」の全貌だ!
【青谷「新」茶飯】
灘にも新茶の季節がやってまいりました。
灘区、いや神戸でたった一つの茶園、青谷の静香園さんが手塩にかけ
て育て上げた茶葉「自然新茶〜青谷山」は、無農薬、有機栽培、それ
よりなにより摩耶の空気に育てられた知る人ぞ知るこの時期にしか
味わえない超貴重な灘限定商品。この貴重で高価な茶葉を贅沢に使って
茶飯をこしらえました。
爽やかな初夏の香り。こんな茶飯、よそでは食べられません。
【灘ガンダーラカツレツ】
灘区内にはたくさんのインド人の方が住んでいます。
歴史の深さ、レベルの高さで定評のある「神戸印度料理」は、ガンダー
ラ系灘人の魂なのです。老舗パン屋「マルキーズキムラヤ」の特製パン粉
を使用した衣に、カレー粉をミックスした灘こだわりのカツレツ。
エキゾチックな一品です。
【東畑原市場鱧天飯】
6月に入ると水道筋の市場にも威勢のいい売り声とともに、初夏の訪れ
を告げる瀬戸内の味覚「鱧(はも)」が並びます。
とれとれの市場の「昼網鱧」をぷりっと天婦羅にしました。
そしてご飯はさっぱりとした初夏の王道、青谷梅園由来の梅ご飯にのせた、
かな〜りぜいたくな灘の新しい初夏の味覚です。
【小鮎の天婦羅水車新田風】
灘区が誇る清流都賀川の鮎をテーマにした一品です。
下流で産卵された卵がふ化し、さらに上流をめざし、六甲川に入ると
そこは水車新田。大きな水車小屋がいくつも軒を連ね、灘五郷で使用する
酒米、そして夏の高級献上品、幻の「灘目素麺」などを精製していました。
そこを訪れた元気な灘の小鮎達。
灘のせせらぎの1シーンを再現した一品です。
【摩耶山新生姜飯】
生姜はジンジャーと呼ばれます。学名のZingiber officinaleは
サンスクリット語の根の形を意味する言葉が由来とされています。
サンスクリット語とくればやっぱり摩耶山。
この時期しか食べられない新生姜のご飯を、摩耶六甲ゆかりの笹で包み
込んだ野趣あふれる一品です。
【大石鰻飯】
体力の消耗する夏。やはり鰻でしょう。
都賀川の下流、大石南町は樽職人や菰職人、丹波杜氏などの酒造り系
職人が闊歩する正に「マイスタータウン」でした。この街にに職人気質
の鰻屋さんがあります。naddistでブレイクした「うなぎの山信」。
山信の工房でふんわりと焼き上がった鰻を薄焼き卵でふんわりと包んだ
和菓子のように美しい一品。好評につき、春駅弁からの再エントリーです。
【焼きなすのソテツ味噌焼き】
灘には妙善寺や灘駅、西灘小学校の学校樹など樹齢百年を超える立派な
そてつがあちこちにあります。
また、灘区には「奄美市場(現東畑原市場)」「奄美廉売市場(旧西灘
市場)」もあったように、奄美方面を故郷にもつ方々が多くいらっしゃ
います。そんな灘の名木「そてつ」をテーマに、春駅弁でも好評だった
奄美名産の手づくりそてつ味噌を焼きなすに塗って田楽風に仕立てた
南島の夏が香るオバアな一品です。
【徳井湯葉のたき合わせ】
神戸に一軒しかない湯葉専門店、好評徳井湯葉の炊き合わせ、今回の
顔ぶれは・・・。
かつて区内至る所に合った養鶏場。産みたて卵が食べられるのは灘人の
証しだい!てことで、まずは市街地代表うずら卵の海老巻き。
そして梅雨の摩耶山と言えばあじさい、あじさいといえば世界中で摩耶
山にしかいない「マヤサンマイマイ」。ってことで山代表はマヤサン
マイマイをモチーフにした「ばいの煮付け」
灘の梅雨をしっとり彩る充実のたき合わせです。
【篠原みかんゼリー】
かつて篠原産のみかんがありました。地元では「本みかん」「小みかん」
と呼ばれ、数個しか実がならない貴重なもので、祝儀ものとして正月など
のお供えにされました。そんな古の灘のみかんを思い浮かべながら
ゼリーを作りました。人々の記憶から忘れ去られようとしている、灘の
味覚復活です。
※内容は若干変わる場合もあります。
● プロジェクトNその2〜コーポラティブバーリスタート! ●
昨年末にぶちあげたニュープロジェクト、クミンによるクミンのための
バープロジェクト。出資者募集が難航していましたが、クミンの皆さん
の負担を減らしより参加しやすい形でリスタートすることになりました。
前回のシステムは「週一で自分の店を持つ」というコンセプトでしたが
時間的にも金銭的にも「週一はきついなぁ」という声が多かったので
「月一で自分の店を持つ」というシステムに変更する予定です。
一軒の店(飲み処)を20人程度で運営する、つまり一軒の店に20人
のママ(マスター)がいるバーを開店させようというプロジェクトです。
もちろんドアをあけると20人が「いらっしゃいませ〜」というわけで
はなく、一軒の店なんだけど日替わりで店の個性がコロッと変わる飲み
処です。でもって面白い灘系サロンをつくろうってなプロジェクト。
現在まで「琉球バー」「サッカーフリークバー」「フランス映画バー」
「イタリアワインバー」「キムチバー」「豆腐バー」など灘クミンの
趣味(?)を生かした個性豊かでナローマーケティングな、出店エント
リー案が出ています。
もちろん物品販売も可です。(多分灘印良品も販売すると思います)
まだまだ枠はありますので、クミンの皆さんの中で
「月に一日だけ自分のバーが持ちたい!」
てな方がいましたら、当プロジェクトにご参加ください。
ユニークなバー提案お待ちしております。
(今月中には詳細を決める予定です)
================================================================
naddist発行の「横山良一のアコーディオン」は皆様からのメールです。
お気軽に「町話」「感想」お寄せ下さい。
naddistへ、ご意見ご感想、情報メールをお送り頂く時は、
・「なだっちゅーの」(読者お便りコーナー)への転載の可否
・転載の条件(匿名希望、ハンドル名等、URL載せる事も可能です)
・現在住んでいる所(もしよろしければ)
・灘区との関わり(適当につけて下さい)
(例)元クミン:元灘区在住
現クミン:現灘区在住
(クミン=区民ではないので、他地区の方大歓迎)
等を明記して頂ければ幸いです。
―――――――――――――――――――――-
「うたごえバー」っていうのもアリか?
―――――――――――――――――――――-
ご意見ご感想は postmaster@naddist.jp までお願いします。
―――――――――――――――――――――-
naddist [Kapsel naddism] 0000009510
produced by “naddism Edit."(@parabolart)
e-mail “postmaster@naddist.jp”
―――――――――――――――――――――-
powered by "magmag" www.mag2.com
...040701-186
...
...naddism Edit.
■CONTENTS======================================================
・NADA sonic13
▼篠原南町 伝説の「うたごえ」
・なだっちゅーの!153
▼灘駅弁夏バージョン食べました!
▼「灘印良品」がwebに
・naddist NEWS(naddistからのお知らせ)
▼「灘駅弁〜灘の初夏」予約受付中
▼プロジェクトNその2〜コーポラティブバーリスタート!
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今回は「ナダソニック」をお届けいたします。
「ナダソニック」は灘にまつわる音楽や音環境についてご紹介する
シリーズです。日常の音からマニアックなあの歌まで広く「ナダの音」
を集めてまいります。
ナダソニック第13話は、あの頃君は若かった・・・灘にこだまする
知る人ぞ知る歌声をお送りいたします。
=================================================== NADA sonic13
■篠原南町 伝説の「うたごえ」
TEXT:naddist
最近、灘区はロシアブームだ。
山手幹線沿いの「パリ食堂」がロシア料理の店「ロシ庵」に変わり、
八幡神社下に「キャビ庵」が出来た。ネーミングセンスはともかく、
小さな区にロシア料理店が続々オープンするのは珍しい。
また「ロシ庵」は王子動物園の前でピロシキを出張販売している。
パンダとピロシキ…ある意味灘的な風景である。
というのも灘区とロシアとの関わりは割合深いのだ。
かつて摩耶埠頭には旧ソ連からの貨物船が入港し、船員達は灘の町へ
くり出した。
私が通っていた床屋にも彼らが訪れた。
「ハラショー!ワッツスタイル?」
下町の床屋の主人も身ぶり手ぶりの片言ロシアンイングリッシュで
彼らに対応した。
摩耶埠頭は楽器の練習にも適した場所であった。
「ソノトランペットイイデスネ」
船員達から声をかけられた楽器クミンもいたはずだ。
また「Y口組総本部が灘区に引越して来たのは、摩耶埠頭がトカレフの
調達に適しているからだ」という噂が当時の灘区民の間で、まことしや
かに囁かれた。
ロシア料理店の相次ぐオープンに隠れ、ひっそりと息付くロシアがある。
「うたごえ喫茶」といえば、ピンとくる50代以上の読者がいるかも
しれない。大阪で「ノーパン喫茶」がブレイクするずっと前、1960
〜70年代に「うたごえ喫茶」なるものが全国津々浦々に出現した。
店内に入って歌集を買い、お茶を飲んでいると突然リーダーが現れ、
「さぁ歌いましょー!」とかいって、アコーデオンの演奏に合わせて
「雪〜のしらかばば〜やし〜」とか全員で合唱するシステムの喫茶店だ。
ま、カラオケのルーツと言ってもいいかもしれない。
なぜうたごえ喫茶が「ロシア系」なのか?
歌われる曲目は「ロシア民謡」が多かったのである。
神戸では絶滅したと思われていた、その「うたごえ喫茶」だが、40年
の時を越えひっそりと我が灘区に生き残っていたのだ。
「喫茶オリーブ」といえば数年来のnaddist読者なら記憶にあるだろう。
[naddist 021110-142]〜篠原ロシアンスパイラル〜で紹介した、レトロ
でキュートな篠原南町3丁目のロシアン喫茶である。
そのオリーブが毎月第一土曜日「うたごえ喫茶」になるのである。
行かねばならない。
歌わねばならない。
しかし私は水道筋の「カラオケ台北」には行ったことがあるが
「うたごえ喫茶」というものには行ったことがなかった。
トロイカとカチューシャならなんとか歌えるかもしれない。
とりあえず練習しとこう。
「り〜んご〜の花ほころ〜びか〜わも〜にかすみたち〜ハイッ!」
ん・・・?この「ハイッ!」はみんなで言うのだろうか?
それともリーダー格の人が発声するのだろうか?
そんで間奏の間、一人ずつコザックダンスとかしたりするのだろうか?
その時よろめいたりして、みんなから
「『ティップネス六甲』で足腰を鍛えてから来い!」
とかツッコマれるのではないだろうか?
不安が頭をよぎる。
「こんばんは…うたごえ喫茶を見に来たんですけど…(不自然)」
「どうぞ〜!どうぞ〜!」
明るく迎えられ店内にはいると真ん中に空間があけられ、回りにずらりと
イスとテーブルが並んでいる。
あの真ん中の空間が「コザックダンススペース」なのか?
すでに数名のお客さんが集まっている。
その時だった。
「えっー!naddistさん!なんでここにいるの?!」
なんとアコーデオンを持って入って来た演奏担当者は偶然にもnaddist
読者の赤坂通「望月眼鏡店」のご主人Mさんだった。
知り合いがいて、少し安心した…しかし世間、いや灘区は狭い。
続々とお客さんが入って、小さな店内はいっぱいになった。
年齢層は50〜60歳代くらいであろうか。「ほんの少し前青年」と
「ほんの少し前お嬢さん」が中心だ。皆、若々しい。
灘区内のみならず垂水や鈴蘭台、加古川、豊中方面からも来ているそうだ。
「みんなカラオケに飽きた人たちじゃないかなぁ」
Mさんが言った。
やがてスタート時間の7時、「リーダー」Uさんが声をあげた。
「それでは始めます。まずは『愛唱名歌集』337ページ、恒例の
『カチューシャ』から行きましょう!」
い、いきなり『カチューシャ』かよ!
し、しかも「恒例」かよ!
そ、そんで『愛唱名歌集』337ページかよ!
いきなり間奏でコザックダンス?!心の準備が・・・!
Mさんのアコーデオンの軽快なイントロが店内に響く。
「り〜んご〜の花ほころ〜びか〜わも〜にかすみたち〜」
間奏はなかった。
…よってコザックダンスもない。
…もちろん「ティップネスに行け!」とも言われなかった。
「じゃあ次、『ほたる』行きましょう!」
なるほど童謡もあるのか。
「じゃあ次、『海』行きましょう!」
みんな声が良く出ている!
「あなたも声出さないとストレスたまりますよ」
は、はい…
「め〜だ〜か〜の学校は〜川のなか〜」
こんな歌、歌うの30年振り位だ…なんだこの新鮮な感覚は!
「あめあめ降れ降れ母さんが〜知らない男と歩いてる〜」
ギ、ギャグもあるのか?!
「リクエストいきます。まずはうたごえ喫茶の定番『北上夜曲』から」
『北上夜曲』はうたごえ喫茶からブレイクした歌らしい。
休憩をはさんでロシア民謡が続く。
『山のロザリア』『ともしび』…
「ここで『灯コーナー』です」
灯コーナーとはうたごえ喫茶発祥の店である東京・新宿「灯」にちなん
で「灯オリジナルCD」に合わせて歌うコーナーだった。
2回目の休憩にはいり、店内を見渡すと男女総勢20名。
「コザックダンススペース」もすっかり人で埋まり、狭い店内は
「ある意味」若々しい熱気に包まれていた。熱いぜ!
70年代製と思しきレトロなクーラーがうなりをあげる。
なんともいえないグルーブ感が体を包む。
本当にここの時間は2004年なのか?!
リクエストも交え、シャンソンからドイツ民謡、フォークソングへと
あくまでもテンポよく「うたごえ」が進行していく。
『青い山脈』の合唱後、調子にのった私はMC風に発言してみた。
「ちなみに『青い山脈』は、摩耶六甲の山並みを歌った灘の歌です!」
「へ〜!灘に長いこと住んでるけど、知らんかった!」
よし、ちょっとは参加できたかもしれない。
「昭和40年代、三宮に『響』っていう、うたごえ喫茶があってね…
よく行って歌ったもんですよ…」
元青年がぽつりと言った。
なんとなくメーデーチックなロシアの労働歌『がんばろう』を歌い終
わった時、時計は9時を少し回っていた。
本日36曲目、最後の歌は『今日の日はさようなら』だった。
いつまでも たえることなく 友達でいよう
今日の日は さようなら またあう日まで…
ふと、小学校の時の「自然の家」でのグリーンスクールを思い出した。
毎月第一土曜日午後7時、阪急電車、将軍通の篠原第二踏切近くで耳を
すませて欲しい。哀愁ただようアコーディオンの音色にのって
『カチューシャ』を歌う若々しい「うたごえ」が聞こえてくるはずだ。
そして思いきってその小さなドアをあければ、驚愕のライブ空間があな
たを待っているはずだ。
・・・そうだ、冬の灘駅弁にはカチューシャをつけたピロシキを入れて
・・・みよう。
(おしまい)
本日の「うたごえ」リスト―――――――――――――-
●カチューシャ●ほたる●七夕●海●港●夕日●雨降り●雨●めだかの
学校●北上夜曲●花の街●浜辺の歌●山のロザリア●毬藻の歌●青葉城
恋歌●ともしび●収穫の歌●愛の讃歌●小雨降る路●フニクリフニクラ
●思い出のグリーングラス●たんぽぽ●小さな木の実●心の歌●乾杯の
歌●私に人生と言えるものがあるなら●友よ●銀色の道●夜明けの歌
●花嫁●この広い野原いっぱい●希望●風●青い山脈●がんばろう
●今日の日はさようなら 2時間 全36曲
※うたごえ喫茶オリーブの皆様、闖入者を暖かく受け入れていただき
ましてありがとうございました。
+++うたごえ喫茶オリーブ
+++営業日時:毎月第一土曜日 1900〜2100
+++料金:1000円(各種ドリンク、スナック付)
歌集は貸していただけます
+++篠原南町3丁目
将軍通の阪急踏切東入ル
阪急六甲より線路浜側 西へ徒歩6分
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naddistに頂いた、皆さんからのご意見ご感想や灘情報をご紹介する
「なだっちゅーの!」を、お送りいたします。
メールを下さった皆様、ありがとうございました。
→投稿はpostmaster@naddist.jpまで
=============================================なだっちゅーの!153
●たん吉様(出戻りクミン)
昨日、「灘駅弁〜初夏バージョン」購入いたしました。
以前の試作品より何段階もグレードアップしたもので、
「う〜む」と唸らされるものに仕上がっていましたね!
カツが2枚になったこと、ハモが天ぷらになったこと、巻き貝が付いた
こと、笹やレンコンで「小ネタ」が充実したことなど、立派なものに
なっていました。
さて皆さん、あんだけグレードの高いお弁当、「何」から食べましたか?
私は2つ(昼食用と夕食用!)買ったこともあって、
最初のお弁当は「巻き貝→ハモ→小アユ」と魚介類から食べました。
(このパターンは非常に酒が欲しくなるところです!)
2つめのお弁当は待ちきれずに5時ごろ食べたのですが、
「カレーカツと茶飯→ハモと梅飯」という具合に、ご飯を中心として食
べました。
しかし、どちらの弁当も最後に食べたのは、「うずら卵」。
卵の周りの「エビしんじょ」がと〜〜〜〜ってもおいしいのです!
(2〜3番目に好きなものを最初に、一番好きな物を最後にとっておく
タイプなのです)
皆さん! まだまだあと2回販売されるそうですので、ぜひぜひこの
機会に「灘」を堪能してください!
(私、あともう1回買うかも・・・)
あ〜〜、秋の弁当も楽しみだぁ・・・
感想ありがとうございました!
あの「エビしんじょうずら卵」評価高いです。
灘駅弁ってお酒欲しくなりますよね〜。
(だって駅弁開発スタッフ酒のみばっかなんだもん)
沢の鶴の灘限定酒「敏馬の浦」あたりをキリッと冷して・・・
う〜んたまんない・・・
販売詳細は下記 naddist NEWSにて。
――――――――――――――――――?nad
●MJ様(水道筋の情報屋)
ごぶさた、というほどではありませんが、最近まちで会いませんねえ。
灘駅弁プロジェクトでお忙しいのでしょうね。僕も7月こそは予約します。
すでにお気づきかもしれませんが、南部再生のWEB版がありまして、先日、
13号「特集・メイドインアマガサキ」の内容がアップされました。
冊子の内容をそのまま掲載してまして、つまり「灘印良品」の記事も含ま
れています。今度はカラーです。
いちどご覧になってください。
http://www.amaken.jp/nambu/13/
尼崎南部のコアでイカシタ情報誌『南部再生』編集スタッフさん
から情報をいただきました。
サイト内の『ココにもあったまちから発信「メイドイン」』で
昨年水道筋に出店した「灘印良品」が掲載されています。
今となっては懐かしいスナップ写真も(笑)
しかし、東大阪の人工衛星と並べられたら負けちゃうなぁ(笑)
――――――――――――――――――?nad
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● naddist NEWS ●
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● 「灘駅弁〜灘の初夏」予約受付中 ●
4月5日の「なだ桜まつり」において、感動の嵐を巻き起こし爆発的
勢いで売り切れた「灘駅弁」ですが、製作チームの東畑原市場「新家」
の受注生産商品になりました。
もちろん灘区にこだわりにこだわった素材、レシピ。
春夏秋冬、naddist読者なら全種類食べなきゃのです。
で、メニューも新たな今回のバージョン「灘駅弁〜灘の初夏」ですが、
初回販売の売れ行きも好調でした。販売日はあと2回です。
灘の贅沢駅弁当、初夏の灘を「舌で」感じてくださいな。
春の灘駅弁を食べそびれた人も、食べた人も是非、今回のバージョンを
ご賞味いただければ幸いです。
■第二回販売日:7月19日(祝)
■予約締切日 :7月15日(木)
■場所:創作家庭料理の店「新家」(東畑原市場)
灘区篠原南町7-2
http://www.net-kobe.com/suisui/ 参照
■価格:2000円(税込)
■販売数:限定50食
■注文方法
受注生産品ですので、予約販売のみとさせていただきます。
メール予約→postmaster@naddist.jp
また直接「新家」さんに電話予約も可能です。
電話予約→861-3232(新家)
))))))メール・電話とも予約締め切りは「7月15日」です。(((((((
※予約の際は、個数と引き渡し時確認用の名前を明記してください。
※前回と同じく予約者多数の場合、早めに締め切る事もあります。
■引き渡し方法
7月19日(祝)の昼12時〜2時の間に直接上記「新家」に取りに
いってください。
なお、当日は店内で食べることも可能です。
■これが「灘駅弁〜初夏の灘」の全貌だ!
【青谷「新」茶飯】
灘にも新茶の季節がやってまいりました。
灘区、いや神戸でたった一つの茶園、青谷の静香園さんが手塩にかけ
て育て上げた茶葉「自然新茶〜青谷山」は、無農薬、有機栽培、それ
よりなにより摩耶の空気に育てられた知る人ぞ知るこの時期にしか
味わえない超貴重な灘限定商品。この貴重で高価な茶葉を贅沢に使って
茶飯をこしらえました。
爽やかな初夏の香り。こんな茶飯、よそでは食べられません。
【灘ガンダーラカツレツ】
灘区内にはたくさんのインド人の方が住んでいます。
歴史の深さ、レベルの高さで定評のある「神戸印度料理」は、ガンダー
ラ系灘人の魂なのです。老舗パン屋「マルキーズキムラヤ」の特製パン粉
を使用した衣に、カレー粉をミックスした灘こだわりのカツレツ。
エキゾチックな一品です。
【東畑原市場鱧天飯】
6月に入ると水道筋の市場にも威勢のいい売り声とともに、初夏の訪れ
を告げる瀬戸内の味覚「鱧(はも)」が並びます。
とれとれの市場の「昼網鱧」をぷりっと天婦羅にしました。
そしてご飯はさっぱりとした初夏の王道、青谷梅園由来の梅ご飯にのせた、
かな〜りぜいたくな灘の新しい初夏の味覚です。
【小鮎の天婦羅水車新田風】
灘区が誇る清流都賀川の鮎をテーマにした一品です。
下流で産卵された卵がふ化し、さらに上流をめざし、六甲川に入ると
そこは水車新田。大きな水車小屋がいくつも軒を連ね、灘五郷で使用する
酒米、そして夏の高級献上品、幻の「灘目素麺」などを精製していました。
そこを訪れた元気な灘の小鮎達。
灘のせせらぎの1シーンを再現した一品です。
【摩耶山新生姜飯】
生姜はジンジャーと呼ばれます。学名のZingiber officinaleは
サンスクリット語の根の形を意味する言葉が由来とされています。
サンスクリット語とくればやっぱり摩耶山。
この時期しか食べられない新生姜のご飯を、摩耶六甲ゆかりの笹で包み
込んだ野趣あふれる一品です。
【大石鰻飯】
体力の消耗する夏。やはり鰻でしょう。
都賀川の下流、大石南町は樽職人や菰職人、丹波杜氏などの酒造り系
職人が闊歩する正に「マイスタータウン」でした。この街にに職人気質
の鰻屋さんがあります。naddistでブレイクした「うなぎの山信」。
山信の工房でふんわりと焼き上がった鰻を薄焼き卵でふんわりと包んだ
和菓子のように美しい一品。好評につき、春駅弁からの再エントリーです。
【焼きなすのソテツ味噌焼き】
灘には妙善寺や灘駅、西灘小学校の学校樹など樹齢百年を超える立派な
そてつがあちこちにあります。
また、灘区には「奄美市場(現東畑原市場)」「奄美廉売市場(旧西灘
市場)」もあったように、奄美方面を故郷にもつ方々が多くいらっしゃ
います。そんな灘の名木「そてつ」をテーマに、春駅弁でも好評だった
奄美名産の手づくりそてつ味噌を焼きなすに塗って田楽風に仕立てた
南島の夏が香るオバアな一品です。
【徳井湯葉のたき合わせ】
神戸に一軒しかない湯葉専門店、好評徳井湯葉の炊き合わせ、今回の
顔ぶれは・・・。
かつて区内至る所に合った養鶏場。産みたて卵が食べられるのは灘人の
証しだい!てことで、まずは市街地代表うずら卵の海老巻き。
そして梅雨の摩耶山と言えばあじさい、あじさいといえば世界中で摩耶
山にしかいない「マヤサンマイマイ」。ってことで山代表はマヤサン
マイマイをモチーフにした「ばいの煮付け」
灘の梅雨をしっとり彩る充実のたき合わせです。
【篠原みかんゼリー】
かつて篠原産のみかんがありました。地元では「本みかん」「小みかん」
と呼ばれ、数個しか実がならない貴重なもので、祝儀ものとして正月など
のお供えにされました。そんな古の灘のみかんを思い浮かべながら
ゼリーを作りました。人々の記憶から忘れ去られようとしている、灘の
味覚復活です。
※内容は若干変わる場合もあります。
● プロジェクトNその2〜コーポラティブバーリスタート! ●
昨年末にぶちあげたニュープロジェクト、クミンによるクミンのための
バープロジェクト。出資者募集が難航していましたが、クミンの皆さん
の負担を減らしより参加しやすい形でリスタートすることになりました。
前回のシステムは「週一で自分の店を持つ」というコンセプトでしたが
時間的にも金銭的にも「週一はきついなぁ」という声が多かったので
「月一で自分の店を持つ」というシステムに変更する予定です。
一軒の店(飲み処)を20人程度で運営する、つまり一軒の店に20人
のママ(マスター)がいるバーを開店させようというプロジェクトです。
もちろんドアをあけると20人が「いらっしゃいませ〜」というわけで
はなく、一軒の店なんだけど日替わりで店の個性がコロッと変わる飲み
処です。でもって面白い灘系サロンをつくろうってなプロジェクト。
現在まで「琉球バー」「サッカーフリークバー」「フランス映画バー」
「イタリアワインバー」「キムチバー」「豆腐バー」など灘クミンの
趣味(?)を生かした個性豊かでナローマーケティングな、出店エント
リー案が出ています。
もちろん物品販売も可です。(多分灘印良品も販売すると思います)
まだまだ枠はありますので、クミンの皆さんの中で
「月に一日だけ自分のバーが持ちたい!」
てな方がいましたら、当プロジェクトにご参加ください。
ユニークなバー提案お待ちしております。
(今月中には詳細を決める予定です)
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naddist発行の「横山良一のアコーディオン」は皆様からのメールです。
お気軽に「町話」「感想」お寄せ下さい。
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・「なだっちゅーの」(読者お便りコーナー)への転載の可否
・転載の条件(匿名希望、ハンドル名等、URL載せる事も可能です)
・現在住んでいる所(もしよろしければ)
・灘区との関わり(適当につけて下さい)
(例)元クミン:元灘区在住
現クミン:現灘区在住
(クミン=区民ではないので、他地区の方大歓迎)
等を明記して頂ければ幸いです。
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「うたごえバー」っていうのもアリか?
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ご意見ご感想は postmaster@naddist.jp までお願いします。
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naddist [Kapsel naddism] 0000009510
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