[021010-138]ウルトラ警備隊、灘へ
投稿者: Nada 掲載日: 2002-10-10 (5702 回閲覧)
...n a d d i s t
...021010-138
...
...naddism Edit.
■CONTENTS==================================================
・ウルトラ警備隊、灘へ
・なだっちゅーの!113
▼岩屋2題
▼「トムソーヤの冒険」の前身は…
・naddist NEWS(naddistからのお知らせ)
▼第一回灘映画会いよいよ明後日
============================================================
naddist主催、第一回灘映画会がいよいよ明後日に近づいてまいりま
した。今回のnaddistはその映画会で上映する作品より、とあるエピ
ソードをご紹介いたします。灘っ子たちのド肝を抜いた、
「ウルトラ警備隊、灘へ」事件です。
♪タケダタケダタケダー、タケダタケダタケダー、タケダタケダー。
=========================================ウルトラ警備隊、灘へ
■ウルトラ警備隊、灘へ
TEXT:naddist
「たいへんや!たいへんや!」
「どないしたん?」
「タ、タカバシでポ、ポインター見てん!」
「うそつけ〜」
「ほんまや!ダンもアマギものっとったんや!」
「ホンマか!で、どっち行った!?」
「海の方に行った!」
「どこにかいじゅう出んのやろ!」
「まや山の地下から出てくるんちゃう?」
「いや、なだ浜やで!海からゴボゴボって!
あっこ石油タンクあるで!コワー!」
「コワーコワー!」
「コワーコワーコワー!」
昭和43年のある日、灘っ子たちに衝撃が走った。
ウルトラ警備隊が灘の街に…
当時、子ども達のハートをしっかりつかんでいた、超人気番組
「ウルトラセブン」。その中に出てくる「ウルトラ警備隊」は
灘っ子達にとっても憧れの的であった。
「ポインター」はウルトラ警備隊の誇る水陸両用高性能カー。
日本中の子ども達の人気を一身に受けた、超人気スーパーカーで
ある。
そのポインターが、なんと灘の街を走ったのだった。
ウルトラセブン第14・15話「ウルトラ警備隊西へ」は昭和42年頃
神戸でロケが行われた。もちろん灘区でも。
=地球がペダン星へ観測用ロケットを打ち上げた。
=侵略と勘違いしたペダン星人は地球へスパイを送り込んだ。
=それに気付いた地球防衛軍は、
=六甲山にある防衛センターで国際会議を行うことになった。
=ウルトラ警備隊もポインターで西へ向かった。
=シークレットハイウェイルート9を通って。
=♪ワンツー、スリフォ、ワンツー、スリフォ…
「シークレットハイウェイルート9」を疾走するポインターの撮影
は開通間もない六甲トンネルで行われた。
六甲トンネルの開通は昭和42年3月25日。まだ真新しく未来的な六甲
トンネルは日本を縦貫するシークレットハイウェイと呼んでもおか
しくない最新鋭のトンネルであった。そして基地の手前にあるこれ
また完成ホヤホヤの「新六甲大橋」をポインターは颯爽と駆け抜け
て行った。
=ペダン星のスパイは神戸に潜入した。
=ウルトラ警備隊の隊員達は灘区内に配備についた。
=アマギ隊員は「神戸つくばね会」に扮装し、六甲山へ。
=ソガ隊員は「マドロス」に扮装し、摩耶埠頭・摩耶大橋へ。
=アンヌ隊員は「ミカゲレーヌ」に扮装し…残念ながら北野町へ。
摩耶大橋は昭和41年6月2日、その後42年3月に摩耶埠頭が完成した。
もうおわかりだろうが、先ほどの「六甲トンネル」「新六甲大橋」
「摩耶大橋」「摩耶埠頭」、完成がすべて昭和41〜42年に集中して
いる。当時の助役(後市長)宮崎辰雄氏がTBS、いや円谷プロと癒
着があったかどうか定かではないが、ポートアイランド建設の序奏
として、神戸市が最新土木技術のプレゼンテーションのためにタイ
アップしたとも考えられる。
円谷プロ側としても、神戸が、いや灘区が世界に誇る、できたて
ほやほやの近代的土木構造物が、ウルトラセブンの近未来的設定に
ぴったり合致したので、ロケ地として選んだのであろう。
そして、作品中最も印象深いシーンへ。
=地球人が悪いのか?ペダン星人が悪いのか?
=侵略とは?平和とは?悪とは?正義とは?
=ついに、ペダン星の英知の結晶、
=スーパーロボット「キングジョー」が神戸港に現われる。
=目の前にはポートタワーが…。
=危うし!神戸…いや、灘区!
=セブン!頑張れ!神戸…いや、灘区のために!!
この作品が放映されたのは昭和43年。
アメリカのベトナム侵攻、沖縄の日本返還問題…。
とても子ども向け作品とは思えない、ぶ厚く重いテーマがシナリオ
の底辺を流れる。
…しかし、灘っ子達はそんな大人達の思い入れなんておかまいなし
なのだった。
ロケの次の日…
「見たで!見たで!ポインター近くで見てきたで〜!」
「うそ!ええなあ!どんなんどんなん?!」
「ポインターなぁ…近くでみたらなぁ…ブリキでできとったで」
「ブリキ?ポインターはブリキなん?」
「そうや、ポインターはブリキやねん」
「なんや、ブリキ…か…」
「そうや…」
「そうか…」
明けの明星が輝く頃…
灘っ子の見果てぬ近未来の夢は、アイスラッガーでぶち切られ、
灘の空に散っていった。
(おわり)
※今回ご紹介した「ウルトラ警備隊西へ」は10月12日に水道筋
6丁目で行なわれます「灘映画会〜ヌーベルナーダ」にて上映する
予定です。(詳細は下記naddist NEWSにて)
============================================================
naddistに頂いた、皆さんからのご意見ご感想や灘情報を
ご紹介する「なだっちゅーの!」を、お送りいたします。
メールを下さった皆様、ありがとうございました。
=========================================なだっちゅーの!113
[020920-136]NADA sonic11 「夢の敏馬でチントンシャン」に関して
メールいただきました。
●A門様(隣クミン)
今回のnaddistで、岩屋敏馬を見る目が随分と変わりました。
で、さっそく用事にかこつけて、かつての面影を残すものは無いか
と探してきましたが、なかなか無いものですねー。
そんな中、これはもしや?と思ったのが
「SNACK 太郎坊」。
スナックには付けないような、恐らくは粋筋の名前・・・。
引退されたかつての敏馬ギャルが、あるいはその二代目が、カウン
ターの奥に鎮座ましますや否や・・・。
是非、naddist特派員に取材していただきたいものです。
なお島文の新社屋ビルの鉄骨が立ち上がってますね。
あの仰々しい鉄骨ブレースを見ていると、あれはやっぱり超重鎮の
設計なのかな・・・?と思いました。
設計者の確認まではできなかったのですが・・・。
「SNACK 太郎坊」ですか、なんか艶っぽい響きですね。
やっぱりその手の店だったみたいですよ。
行かれた事ある方、naddistまでご一報を。つうか行かなきゃ!
岩屋中町2丁目の方に、ちょこちょこスナックエリアがあるの
ですが、あれは違うのかな?
「岩屋花街ツアー」にむけてもう少し調査しておきます。
芸者さんの派遣ってできるのかな?
-----------------------------------------------------nad
岩屋がらみでもう一話題。
●たん吉様(出戻りクミン)
摩訶不思議な本屋が、岩屋駅前にできました。
これまで阪神岩屋駅周辺は、某製鋼所の本社が近くにありながら、
本屋とは無縁の地域でした。
ある日、“のぼり”が立っているのに気が付きました。
「岩屋に本屋、近日オープン!」・・・でも、一見、どこに本屋が
できるのか分からないのです。
よ〜く見てみると、JR灘駅から臨港線を渡り岩屋の交差点に出る
までに、縮小した「タケナカストア」さんの南の新しいマンション
(反対運動の末にようやく完成)の地下(!)へとのぼり&装飾が
続いているのです。
「!!!」なんか怪しい・・。一体どんな“本”を売っているのか?
オープンとされた日の翌日、のぞいてみようと一大決意。
白い階段を降りていくと・・・。
「いらっしゃいませ〜」そこには、おそろいのエプロンを付けた初
老の男性が3人。店内はさほど広くなく、男性客が一人。
やはり「エッチ系」の書籍がありましたが、一般の書籍や雑誌もち
ゃんと置いていました。
で、欲しかったマンガ本を数冊選び、レジの方へ。
「ちょ、ちょっと待ってください。え〜と、この機械、この使い方
でええんかいな?」初老の男性3人が、バーコード読みとり式のレ
ジと大格闘。あーでもない、こーでもないと、後ろにある商品管理
用のパソコンに「人差し指」入力しながら、3分ほどしてやっと金
額が出てきました。私、「これで、お釣りを・・・」800円ほど
の金額に千円札と十円玉を数個差し出したところ、またレジ内はパ
ニックに。「あーと、えーと、○○○円ですからお釣りは・・・」
差し出されたお金は、明らかに多すぎ。
「・・お釣り多すぎませんか?」またもや3人は協議を始めました。
「一体いつになったら、この本買えるんやろ・・・」
なんやらかんやら会計が済んで、お店を出たのはレジ打ちから5分
ほど経ってからでした。
階段を上がり、店のPRの“のぼり”を振り返ったところ・・・
地図の最寄り駅が「JR西灘駅」(微妙に間違っているのがおちゃ
め)となっていました。
最後まで強烈な印象を残し、私は店を後にしました。
おっちゃん3人は、とても一生懸命に接客してくれたのですが・・・。
あの店、大丈夫かな〜。今では、何となく応援したい気持ちです。
naddist さんはもう行かれましたか? 少しはお客さんの応対に慣れ
てくれることを、切に祈っています。
本屋で初老の男性数人と言えば…南天荘オールスターズの皆様
方はお元気なのでしょうか?…気になります。
岩屋の本屋と言えば○○○の○○○○○○ではないかと噂され
ている「○○○○○○○○」が有名ですが。(時節柄伏せ字に
させていただきます)その辺のアブなさはなさそうですね。
アブな系のお店といえば、少し東の「パパとママの店」は新装
オープンになりましたね。あの店もそろそろ25周年ぐらい?
まだ入った事ないっす。
-----------------------------------------------------nad
[020930-137]喫茶店大調査網結果発表で話題になった「トムソーヤ
の冒険」に関して情報いただきました。
●現クミン様
トムソーヤの冒険ですが私が学生の頃(約25年前)頃からあります。
(年バレバレ!!)その頃はピーターパンという名前でした。
今の旦那と学校帰りによく行きました。
その頃の名物はその当時としては珍しかったリゾットでした。
最近は行ってないのでわかりませんが、その当時は地下にワイン
セラーもありました(今もあるのかなぁ・・・?)
別れ話をしたのもあそこだったなぁ・・・
(って、そんならなんで結婚してるねん!!)
旦那はもともと地元の人間なので聞いてみると、トムソーヤの冒険
というチェーン店の一つとしてピーターパンがあった・・とのこと
です。
ついつい懐かしいので書かせていただきました。
これからも楽しみに読ませていただきます。
そうピーターパンと言われてピンと来ました!
80年代神戸バイブル『神戸青春街図(プレイガイドジャーナ
ル編著)』にも載っていました。
別れ話した場所 in 灘…こういうネタいいですよね!
(すいません…現クミンさん)
ちなみに私のコクリ場所は摩耶埠頭でした。アホですね(笑)
皆さんの灘コクリスポット、別れ話スポットお寄せください!
-----------------------------------------------------nad
============================================================
● naddist NEWS ●
============================================================
● 第一回灘映画会いよいよ明後日 ●
座って見たい方は今すぐnaddistまでメールを!
昨年度より暖めていました企画「灘映画会〜ヌーベルナーダ」
いよいよ明後日にせまりました。
naddistライブラリーに眠る、灘区の知られざる映像、懐かしい映
像、映画の中の灘の映像を秋の夜長に水道筋商店街で大公開。
さらに、灘中央地区まちづくり協議会さんの協力による
「懐かし〜!水道筋秘蔵写真上映会」もあります。
日時:10月12日(土)18:30〜21:00頃まで
場所:水道筋6丁目商店街(柳屋ふとん店より2軒西の空地)
プログラム(予定):
『都賀川の衝撃波』
『ウルトラ警備隊西へ(前編・後編)』
『衝撃映像!伝説喫茶カウボーイの全て見せます』
『水道筋なつかしの街角スライド』
協力:灘中央地区まちづくり協議会
座席まだ少しあります。
あ、座席は取り壊し前の神戸高校旧講堂からパチってきた(いただ
いてきた)ベンチを用意しました。座席も灘骨董ものです。
もちろん、当日立ち見覚悟で来ていただいても構いません。
ふらっと「街頭テレビ」を見にきていただく感覚でお気軽にお立ち
寄りください。(なんせ屋外ですから)
ポプコーンとビールをご用意して(すいません…これは有料です)
皆様のお立ち寄りお待ち申しております。
============================================================
naddist発行の「マルハチにあったのは灘中央劇場」は皆様からの
メールです。お気軽に「町話」「感想」お寄せ下さい。
naddistへ、ご意見ご感想、情報メールをお送り頂く時は、
・「なだっちゅーの」(読者お便りコーナー)への転載の可否
・転載の条件(匿名希望、ハンドル名等、URL載せる事も可能です)
・現在住んでいる所(もしよろしければ)
・灘区との関わり(適当につけて下さい)
(例)元クミン:元灘区在住
現クミン:現灘区在住
(クミン=区民ではないので、他地区の方大歓迎)
等を明記して頂ければ幸いです。
------------------------------------------------------------
ポインターは東京から神戸まで自走!うーんスーパーブリキだ。
------------------------------------------------------------
ご意見ご感想は eken@pp.iij4u.or.jp までお願いします。
------------------------------------------------------------
naddist [Kapsel naddism] 0000009510
produced by "naddism Edit."(@parabolart)
e-mail "eken@pp.iij4u.or.jp"
------------------------------------------------------------
powered by "magmag" www.mag2.com
...021010-138
...
...naddism Edit.
■CONTENTS==================================================
・ウルトラ警備隊、灘へ
・なだっちゅーの!113
▼岩屋2題
▼「トムソーヤの冒険」の前身は…
・naddist NEWS(naddistからのお知らせ)
▼第一回灘映画会いよいよ明後日
============================================================
naddist主催、第一回灘映画会がいよいよ明後日に近づいてまいりま
した。今回のnaddistはその映画会で上映する作品より、とあるエピ
ソードをご紹介いたします。灘っ子たちのド肝を抜いた、
「ウルトラ警備隊、灘へ」事件です。
♪タケダタケダタケダー、タケダタケダタケダー、タケダタケダー。
=========================================ウルトラ警備隊、灘へ
■ウルトラ警備隊、灘へ
TEXT:naddist
「たいへんや!たいへんや!」
「どないしたん?」
「タ、タカバシでポ、ポインター見てん!」
「うそつけ〜」
「ほんまや!ダンもアマギものっとったんや!」
「ホンマか!で、どっち行った!?」
「海の方に行った!」
「どこにかいじゅう出んのやろ!」
「まや山の地下から出てくるんちゃう?」
「いや、なだ浜やで!海からゴボゴボって!
あっこ石油タンクあるで!コワー!」
「コワーコワー!」
「コワーコワーコワー!」
昭和43年のある日、灘っ子たちに衝撃が走った。
ウルトラ警備隊が灘の街に…
当時、子ども達のハートをしっかりつかんでいた、超人気番組
「ウルトラセブン」。その中に出てくる「ウルトラ警備隊」は
灘っ子達にとっても憧れの的であった。
「ポインター」はウルトラ警備隊の誇る水陸両用高性能カー。
日本中の子ども達の人気を一身に受けた、超人気スーパーカーで
ある。
そのポインターが、なんと灘の街を走ったのだった。
ウルトラセブン第14・15話「ウルトラ警備隊西へ」は昭和42年頃
神戸でロケが行われた。もちろん灘区でも。
=地球がペダン星へ観測用ロケットを打ち上げた。
=侵略と勘違いしたペダン星人は地球へスパイを送り込んだ。
=それに気付いた地球防衛軍は、
=六甲山にある防衛センターで国際会議を行うことになった。
=ウルトラ警備隊もポインターで西へ向かった。
=シークレットハイウェイルート9を通って。
=♪ワンツー、スリフォ、ワンツー、スリフォ…
「シークレットハイウェイルート9」を疾走するポインターの撮影
は開通間もない六甲トンネルで行われた。
六甲トンネルの開通は昭和42年3月25日。まだ真新しく未来的な六甲
トンネルは日本を縦貫するシークレットハイウェイと呼んでもおか
しくない最新鋭のトンネルであった。そして基地の手前にあるこれ
また完成ホヤホヤの「新六甲大橋」をポインターは颯爽と駆け抜け
て行った。
=ペダン星のスパイは神戸に潜入した。
=ウルトラ警備隊の隊員達は灘区内に配備についた。
=アマギ隊員は「神戸つくばね会」に扮装し、六甲山へ。
=ソガ隊員は「マドロス」に扮装し、摩耶埠頭・摩耶大橋へ。
=アンヌ隊員は「ミカゲレーヌ」に扮装し…残念ながら北野町へ。
摩耶大橋は昭和41年6月2日、その後42年3月に摩耶埠頭が完成した。
もうおわかりだろうが、先ほどの「六甲トンネル」「新六甲大橋」
「摩耶大橋」「摩耶埠頭」、完成がすべて昭和41〜42年に集中して
いる。当時の助役(後市長)宮崎辰雄氏がTBS、いや円谷プロと癒
着があったかどうか定かではないが、ポートアイランド建設の序奏
として、神戸市が最新土木技術のプレゼンテーションのためにタイ
アップしたとも考えられる。
円谷プロ側としても、神戸が、いや灘区が世界に誇る、できたて
ほやほやの近代的土木構造物が、ウルトラセブンの近未来的設定に
ぴったり合致したので、ロケ地として選んだのであろう。
そして、作品中最も印象深いシーンへ。
=地球人が悪いのか?ペダン星人が悪いのか?
=侵略とは?平和とは?悪とは?正義とは?
=ついに、ペダン星の英知の結晶、
=スーパーロボット「キングジョー」が神戸港に現われる。
=目の前にはポートタワーが…。
=危うし!神戸…いや、灘区!
=セブン!頑張れ!神戸…いや、灘区のために!!
この作品が放映されたのは昭和43年。
アメリカのベトナム侵攻、沖縄の日本返還問題…。
とても子ども向け作品とは思えない、ぶ厚く重いテーマがシナリオ
の底辺を流れる。
…しかし、灘っ子達はそんな大人達の思い入れなんておかまいなし
なのだった。
ロケの次の日…
「見たで!見たで!ポインター近くで見てきたで〜!」
「うそ!ええなあ!どんなんどんなん?!」
「ポインターなぁ…近くでみたらなぁ…ブリキでできとったで」
「ブリキ?ポインターはブリキなん?」
「そうや、ポインターはブリキやねん」
「なんや、ブリキ…か…」
「そうや…」
「そうか…」
明けの明星が輝く頃…
灘っ子の見果てぬ近未来の夢は、アイスラッガーでぶち切られ、
灘の空に散っていった。
(おわり)
※今回ご紹介した「ウルトラ警備隊西へ」は10月12日に水道筋
6丁目で行なわれます「灘映画会〜ヌーベルナーダ」にて上映する
予定です。(詳細は下記naddist NEWSにて)
============================================================
naddistに頂いた、皆さんからのご意見ご感想や灘情報を
ご紹介する「なだっちゅーの!」を、お送りいたします。
メールを下さった皆様、ありがとうございました。
=========================================なだっちゅーの!113
[020920-136]NADA sonic11 「夢の敏馬でチントンシャン」に関して
メールいただきました。
●A門様(隣クミン)
今回のnaddistで、岩屋敏馬を見る目が随分と変わりました。
で、さっそく用事にかこつけて、かつての面影を残すものは無いか
と探してきましたが、なかなか無いものですねー。
そんな中、これはもしや?と思ったのが
「SNACK 太郎坊」。
スナックには付けないような、恐らくは粋筋の名前・・・。
引退されたかつての敏馬ギャルが、あるいはその二代目が、カウン
ターの奥に鎮座ましますや否や・・・。
是非、naddist特派員に取材していただきたいものです。
なお島文の新社屋ビルの鉄骨が立ち上がってますね。
あの仰々しい鉄骨ブレースを見ていると、あれはやっぱり超重鎮の
設計なのかな・・・?と思いました。
設計者の確認まではできなかったのですが・・・。
「SNACK 太郎坊」ですか、なんか艶っぽい響きですね。
やっぱりその手の店だったみたいですよ。
行かれた事ある方、naddistまでご一報を。つうか行かなきゃ!
岩屋中町2丁目の方に、ちょこちょこスナックエリアがあるの
ですが、あれは違うのかな?
「岩屋花街ツアー」にむけてもう少し調査しておきます。
芸者さんの派遣ってできるのかな?
-----------------------------------------------------nad
岩屋がらみでもう一話題。
●たん吉様(出戻りクミン)
摩訶不思議な本屋が、岩屋駅前にできました。
これまで阪神岩屋駅周辺は、某製鋼所の本社が近くにありながら、
本屋とは無縁の地域でした。
ある日、“のぼり”が立っているのに気が付きました。
「岩屋に本屋、近日オープン!」・・・でも、一見、どこに本屋が
できるのか分からないのです。
よ〜く見てみると、JR灘駅から臨港線を渡り岩屋の交差点に出る
までに、縮小した「タケナカストア」さんの南の新しいマンション
(反対運動の末にようやく完成)の地下(!)へとのぼり&装飾が
続いているのです。
「!!!」なんか怪しい・・。一体どんな“本”を売っているのか?
オープンとされた日の翌日、のぞいてみようと一大決意。
白い階段を降りていくと・・・。
「いらっしゃいませ〜」そこには、おそろいのエプロンを付けた初
老の男性が3人。店内はさほど広くなく、男性客が一人。
やはり「エッチ系」の書籍がありましたが、一般の書籍や雑誌もち
ゃんと置いていました。
で、欲しかったマンガ本を数冊選び、レジの方へ。
「ちょ、ちょっと待ってください。え〜と、この機械、この使い方
でええんかいな?」初老の男性3人が、バーコード読みとり式のレ
ジと大格闘。あーでもない、こーでもないと、後ろにある商品管理
用のパソコンに「人差し指」入力しながら、3分ほどしてやっと金
額が出てきました。私、「これで、お釣りを・・・」800円ほど
の金額に千円札と十円玉を数個差し出したところ、またレジ内はパ
ニックに。「あーと、えーと、○○○円ですからお釣りは・・・」
差し出されたお金は、明らかに多すぎ。
「・・お釣り多すぎませんか?」またもや3人は協議を始めました。
「一体いつになったら、この本買えるんやろ・・・」
なんやらかんやら会計が済んで、お店を出たのはレジ打ちから5分
ほど経ってからでした。
階段を上がり、店のPRの“のぼり”を振り返ったところ・・・
地図の最寄り駅が「JR西灘駅」(微妙に間違っているのがおちゃ
め)となっていました。
最後まで強烈な印象を残し、私は店を後にしました。
おっちゃん3人は、とても一生懸命に接客してくれたのですが・・・。
あの店、大丈夫かな〜。今では、何となく応援したい気持ちです。
naddist さんはもう行かれましたか? 少しはお客さんの応対に慣れ
てくれることを、切に祈っています。
本屋で初老の男性数人と言えば…南天荘オールスターズの皆様
方はお元気なのでしょうか?…気になります。
岩屋の本屋と言えば○○○の○○○○○○ではないかと噂され
ている「○○○○○○○○」が有名ですが。(時節柄伏せ字に
させていただきます)その辺のアブなさはなさそうですね。
アブな系のお店といえば、少し東の「パパとママの店」は新装
オープンになりましたね。あの店もそろそろ25周年ぐらい?
まだ入った事ないっす。
-----------------------------------------------------nad
[020930-137]喫茶店大調査網結果発表で話題になった「トムソーヤ
の冒険」に関して情報いただきました。
●現クミン様
トムソーヤの冒険ですが私が学生の頃(約25年前)頃からあります。
(年バレバレ!!)その頃はピーターパンという名前でした。
今の旦那と学校帰りによく行きました。
その頃の名物はその当時としては珍しかったリゾットでした。
最近は行ってないのでわかりませんが、その当時は地下にワイン
セラーもありました(今もあるのかなぁ・・・?)
別れ話をしたのもあそこだったなぁ・・・
(って、そんならなんで結婚してるねん!!)
旦那はもともと地元の人間なので聞いてみると、トムソーヤの冒険
というチェーン店の一つとしてピーターパンがあった・・とのこと
です。
ついつい懐かしいので書かせていただきました。
これからも楽しみに読ませていただきます。
そうピーターパンと言われてピンと来ました!
80年代神戸バイブル『神戸青春街図(プレイガイドジャーナ
ル編著)』にも載っていました。
別れ話した場所 in 灘…こういうネタいいですよね!
(すいません…現クミンさん)
ちなみに私のコクリ場所は摩耶埠頭でした。アホですね(笑)
皆さんの灘コクリスポット、別れ話スポットお寄せください!
-----------------------------------------------------nad
============================================================
● naddist NEWS ●
============================================================
● 第一回灘映画会いよいよ明後日 ●
座って見たい方は今すぐnaddistまでメールを!
昨年度より暖めていました企画「灘映画会〜ヌーベルナーダ」
いよいよ明後日にせまりました。
naddistライブラリーに眠る、灘区の知られざる映像、懐かしい映
像、映画の中の灘の映像を秋の夜長に水道筋商店街で大公開。
さらに、灘中央地区まちづくり協議会さんの協力による
「懐かし〜!水道筋秘蔵写真上映会」もあります。
日時:10月12日(土)18:30〜21:00頃まで
場所:水道筋6丁目商店街(柳屋ふとん店より2軒西の空地)
プログラム(予定):
『都賀川の衝撃波』
『ウルトラ警備隊西へ(前編・後編)』
『衝撃映像!伝説喫茶カウボーイの全て見せます』
『水道筋なつかしの街角スライド』
協力:灘中央地区まちづくり協議会
座席まだ少しあります。
あ、座席は取り壊し前の神戸高校旧講堂からパチってきた(いただ
いてきた)ベンチを用意しました。座席も灘骨董ものです。
もちろん、当日立ち見覚悟で来ていただいても構いません。
ふらっと「街頭テレビ」を見にきていただく感覚でお気軽にお立ち
寄りください。(なんせ屋外ですから)
ポプコーンとビールをご用意して(すいません…これは有料です)
皆様のお立ち寄りお待ち申しております。
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naddist発行の「マルハチにあったのは灘中央劇場」は皆様からの
メールです。お気軽に「町話」「感想」お寄せ下さい。
naddistへ、ご意見ご感想、情報メールをお送り頂く時は、
・「なだっちゅーの」(読者お便りコーナー)への転載の可否
・転載の条件(匿名希望、ハンドル名等、URL載せる事も可能です)
・現在住んでいる所(もしよろしければ)
・灘区との関わり(適当につけて下さい)
(例)元クミン:元灘区在住
現クミン:現灘区在住
(クミン=区民ではないので、他地区の方大歓迎)
等を明記して頂ければ幸いです。
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ポインターは東京から神戸まで自走!うーんスーパーブリキだ。
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ご意見ご感想は eken@pp.iij4u.or.jp までお願いします。
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