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丸源鮨畑原本店「上巻」

丸源鮨畑原本店「上巻」高ヒット
投稿者naddistnaddist さんの画像をもっと!   カテゴリー和食系    前回更新2010-2-3 15:14    友人に知らせる友人に知らせる
ヒット数4479  コメント数0    10.000010.00 (投票数 1)投票する投票する
●場所
水道筋2(畑原市場内)
●本日の昼食
上巻(恵方巻) 500円
●コメント
摩耶山の中腹、上野道の途中に五鬼城展望公園という名前の小さな公園がある。灘の街を見渡せる知る人ぞ知る眺望スポットだ。「五鬼」の名は、摩耶山を縦横無尽にかけめぐった修験道が従えた夫婦鬼の間に生まれた5人の鬼(五鬼)が開いた宿坊があったとも、摩耶合戦で赤松円心が摩耶山に城を造った際、この公園の場所が風水で言う「五鬼」の方位だったとも言われている。摩耶に住む鬼は時には大地を震わせ、あるときは穏やかに灘区民を見守ってきた。灘区の節分は、季節の変わり目に鬼(邪気)を払いつつ、地の精霊としての鬼に「灘の地が穏やかであるよう」祈るという二面性を持つ。そんな節分の恵方巻きは、クミンとしては地元の寿司屋モノを選びたい。節分に鬼たちが駆け回る畑原市場、丸源鮨の上巻は多くの灘区民から支持されている一品である。ずっしりとした重さから春への期待が感じられ、黒々としたつややかな姿からは市場モノらしい手仕事の確かさが伝わる。両端からはみ出さんばかりの具は鬼も黙る迫力。今年の恵方は西南西。天上寺の天空の大舞台から明石大橋を望みながらかぶりつくのが灘クミン的にはベストだ。

珈琲バルボア「日替わりランチ」

珈琲バルボア「日替わりランチ」高ヒット
投稿者naddistnaddist さんの画像をもっと!   カテゴリー和食系    前回更新2010-1-27 12:31    友人に知らせる友人に知らせる
ヒット数4943  コメント数0    0.00 (投票数 0)0.00 (投票数 0)投票する投票する
●場所
大内通4(日新信用金庫西灘支店南)
●本日の昼食
日替わりランチ
・豆腐の肉まん風・ぶり大根・もずく酢・味噌汁・ご飯
700円
●コメント
チンタ本店のマスターが伝票にお客さんの似顔絵を描いていたり、パスタ屋Tetzのマスターは月刊ゴルフダイジェストの表紙を描いていたりとイースト水道筋には美大、芸大出身店長の店がちらほら。水道筋で一番デッサンが描ける(自称)女将のいる沖縄おでん通い船に常連のSさんが連れてきたのは、大内通にオープンした画廊喫茶バルボアのマスターだった。店内をギャラリーとして貸し、絵画教室も主宰。「やっぱ美大出身っすか」「ムサビ(武蔵野美大)です」「え〜!私も」と通い船女将。「視デ(視覚伝達デザイン学科)?」「いや空デ(空間演出デザイン学科)っす」「え〜空デ!イケイケやないですか!」「TV局とかでブイブイ言わせてそう」「そんなことないですよ」と控えめなバルボアのマスター。後日、自ら設計したというシュッとしたナチュラルモダンな店内で毎日違うというクリエイティブな日替わりランチをいただいた。おおらかなRでデザインされたイサムノグチライクなぽってりとしたフォルムの一品は豆腐の肉まん風。デコンストラクションなブリ大根にホリゾンタルな静謐さをたたえたもずく酢、プリミティブな佇まいの湯のみが添えられた誠実なポストモダンランチ。食後には「やさしさの中、ちょっぴり男らしさを覗かせる」空デ系バルボアブレンドコーヒーを楽しみたい。

咲流〜「今日のメニュー」

咲流〜「今日のメニュー」高ヒット
投稿者naddistnaddist さんの画像をもっと!   カテゴリー和食系    前回更新2010-1-19 12:07    友人に知らせる友人に知らせる
ヒット数5825  コメント数0    0.00 (投票数 0)0.00 (投票数 0)投票する投票する
●場所
篠原南町7(旧西灘シネマ北 水道筋骨董通り沿い ティダチチサロン月曜枠)
●本日の昼食
・野菜たっぷりの粕汁
・冬大根炊いたん
・ミニ白菜のサラダ
・大根葉のじゃこ炒め
・金時芋の甘辛煮
・ご飯
750円
●コメント
寒い冬の日は粕汁をいただきたくなるのは灘クミンの性か。新酒のシーズンになると酒屋の店頭には地元灘五郷の絞りたての酒粕がならぶ。酒の街らしい冬の景。この時期、各家庭ではそれぞれの味の粕汁が食卓に上った。もちろん給食のメニューにも。冬の摩耶山の人気メニューだった「摩耶鍋」も酒粕の鍋。とにかく粕汁は「灘のホワイトシチュー」といっても過言ではない冬の団らんメニュー。灘区では「粕汁が食べられるようななったら一人前の灘人」と言われる。小さい頃から粕汁に親しんだ灘っ子たちはやがて大人になり、地元の灘酒をたしなむようになる。食べ物が人を育て、街を育てる。焼酎ばかり飲んでいる灘区民は小さい頃あまり粕汁を食べなかったに違いない。月曜日限定、旬の野菜中心のヘルシーランチが評判の水道筋の路地裏ベジカフェ・咲流〜(サル〜)でも冬は粕汁が定番に。「やっぱり冬は粕汁」とママ、やはり神戸っ子はそうこなくっちゃ。この店の汁はとにかく具沢山でしっかりと根菜類が採れる。野菜でお腹いっぱいになるのがうれしい。「いい白菜はいりましたよ〜」水道筋の某青果店のスタッフでもあるママはちょっとした野菜ソムリエ。鯛のアラで炊いた大根はブリ大根よりすっきりした味で日本酒を合わせたくなる。そして粕汁、そう粕汁って実は酒のアテにも合うんですよね。すいませ〜ん熱燗一本!…もとい、この店はランチの店。お酒はない。暖かくなったら、ここのおかずをテイクアウトして都賀川で一献やるのもいいかもしんない。もちろんお酒は灘酒で。

レストランプチ「カニクリームコロッケ定食」

レストランプチ「カニクリームコロッケ定食」高ヒット
投稿者naddistnaddist さんの画像をもっと!   カテゴリー洋食系    前回更新2010-1-14 10:09    友人に知らせる友人に知らせる
ヒット数4942  コメント数0    0.00 (投票数 0)0.00 (投票数 0)投票する投票する
●場所
水道筋1(水道筋1丁目商店街)
●本日の昼食
カニクリームコロッケ定食
・たらばカニクリームコロッケ・ライス・味噌汁
900円
●コメント
クリームコロッケといえばデパートのお子さまランチの定番アイテムだったと思う。しかしどうしてもクリームコロッケが苦手だった。水道筋の串カツや肉屋のコロッケに慣れ親しんだ身としては、あのドロっとした中身が許せなかった。俵型のキュートな姿で「子どもはこんなのが好きなんでしょ」という雰囲気がいやだったし、なにより内部の暴力的な温度には閉口した。いや熱いってもんじゃない。口に入れた瞬間私のウブな上あごの皮はいとも簡単にはがれた。なぜこんなに熱い必要があるのか理解できなかった。それ以来、水六時代の「千疋屋」のクリームコロッケが評判になろうとも口にすることはなかった。しかし、だ。水道筋「プチ」のメニューがいつも気になっていた。欄外に手書きで書かれた「カニクリームコロッケ」だ。以前冠していた「たらば」の文字はなくなったが、そんなことは大した問題じゃない。この「メニュー欄外に手書き」は人の心を迷わせる。なんとなく特別感があって、旬感があって、なにより店主の自信が感じられる。しかし、相手は積年の宿敵カニクリームコロッケ。いやもう昔のオレじゃない。それなりの人生経験で口の中の皮だって相当厚くなっている。そう自分にいい聞かせながら注文。出て来たコロッケはメンチカツと見まがうほどでかい。不用意にかぶりついてやけどをしないようにという心遣いか。箸で割るとパッとカニの甘い香りが広がった。慎重に口に運ぶ。もう火傷はしない。そういえば子どもの頃熱湯に思えた灘温泉の湯もすっかり熱く感じなくなった。大人になったものだ。

異食屋TUBOMAN「揚げ出し雑煮」

異食屋TUBOMAN「揚げ出し雑煮」高ヒット
投稿者naddistnaddist さんの画像をもっと!   カテゴリー和食系    前回更新2010-1-4 20:38    友人に知らせる友人に知らせる
ヒット数5079  コメント数0    7.00007.00 (投票数 1)投票する投票する
●場所
水道筋2(旧西灘劇場北)
●本日の昼食
揚げ出し雑煮
500円
●コメント
野村監督時代、阪神の勝利の方程式に「遠山・葛西・遠山・葛西」という投手リレーがあった。ピッチャーである葛西が一塁手として涼しい顔でファーストゴロをさばく姿がカッコ良かった。料理だってそうだ。中華の鉄人陳健一が「やっぱカレーだよねー」なんていいながら作る和風カレーとか、イタリアンの落合務が家でつくる「親子丼」とかすごく魅力的だ。あるいは産婦人科医なのに虫歯が直せるとか(そんなやつはいないか)、要するにエキスパートが領域を超えて作り出すものはなぜか人の心をつかむ。水道筋の異食ビストロTUBOMANでは正月のみ「雑煮」がいただける。フレンチ系だからといってコンソメスープだったり、よくあるでしょ、そういうSAVYっぽくスカした店。いつものお雑煮をフレンチ風にとか。まったく大きなお世話で、雑煮は雑煮で良いのだ。TUBOMANのお雑煮はもちろんちゃんと和風。でも、なんかこうお出汁を入れるお玉がレードルだったり、お椀に注ぐ手際がビストロっぽかったりするのがうれしい。白ワインが不思議と合うのがうれしい。なによりフレンチ系の人が作った和風だしってのがなんだか水道筋っぽくてうれしい。そして1年に一回、正月だけしか食べられないってのがまたいいんだよなァ。(1/1〜5の正月ランチタイム営業メニュー)

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